タイツもデニール数で選ぶ?細見えのコツと技ありタイツの選び方
更新日:2021年3月22日

秋冬ファッションの最大の難関ポイントでもある足元。
冷えが気になる部分なだけに、冬本番になってくると、露出するのもツラくなってきますよね。そこで、おしゃれにも防寒対策にも役立つタイツの出番!という方も多いと思います。
でも、ちょっと待って。衣替えと同時に引っ張りだした、去年のタイツ。くたびれていたりしませんか?
せっかく新調するなら、ちょっとわがままな要望にも応えてくれる技ありタイツを選びたいですよね。今回は、シチュエーションや目的に合わせて、タイツの選び方のコツをご紹介します。
タイツのデニール数とは?
カラーやサイズの他に、タイツ選びの重要な指標となるのが、デニール数。
みなさんは、デニールについて正しく理解しているでしょうか?
デニールとは、繊維の太さを表す単位。糸は非常に細いため、一定の長さの質量を基準に太さを表します。この基準が、9000メートルの糸の質量。つまり、「9000mで1グラムの糸」=「1デニール」という量り方をします。デニール数は糸が太く重くなるほど上がりますから、デニール数が高いタイツほど厚手になる傾向があります。
それでは、実際にデニール数が変わると、タイツの質感や見え方にはどんな違いが出てくるのでしょう?タイツ選びの参考に、デニール数ごとの特徴を覚えておきましょう。
20、30デニールのタイツとストッキングの違いとは?
デニールは、タイツとストッキングの違いを説明するときにも使われます。
一般的に言われているのは、ストッキングは30デニール未満、タイツは30デニール以上。つまり、30デニールあたりが境目ですが、メーカーによって定義にばらつきがあり、20デニールのタイツも存在します。
また、素材や編み方の違いで、フィット感や強度も変わります。ストッキングに近い透け感とタイツの強度やもちの良さを兼ね備えた20デニールや30デニールのタイツ。ストッキング代わりにも使えて、なかなか便利なアイテムですよ。
40 or 60? デニールは透け感で選ぶ
40デニールや60デニールはまだ薄手で、透け感があるタイプ。
透け方のニュアンスに違いがあるので、人によって微妙に好みが分かれるところです。
40デニールは、程よく全体的に透け感があり、60デニールはふくらはぎや太ももがほんのり透ける程度。脚の形や肉付きでも見え方が変わるので、自分のスタイルに合ったタイプを選ぶようにしましょう。
マットで発色がきれいな80デニール
よりタイツらしいビジュアルになってくるのが70や80デニールから。
マットなタイプのものは、色がきれいに見えるのが魅力で、カラフルなカラータイツのおしゃれも存分に楽しめます。ほぼ透け感はないものの、厚ぼったくなくならず、すっきり履きこなすことができるので、おしゃれに敏感な女性の定番タイツとしても人気です。
透けたくないなら、110デニール
透けるのは苦手...という方は、110デニールあたりを選べば問題なし。生地がしっかりしていて、厚みも適度にあるので、防寒という面でも頼りがいがあります。綿混やリブ編みなど、素材や質感次第で、より暖かくナチュラルな雰囲気に見せることができますよ。
1200デニールも!?上はどこまで?
200デニール近くにもなってくると、着圧や裏起毛、ウール混...機能性豊かなタイツが目立ってきます。またファー付きタイツなど、趣向を凝らしたユニークな商品もあるようで、1200デニール、1500デニールといった桁外れの商品も話題になっている様子。「タイツはどんどん進化し続けている」と言えるのかもしれません。
TPO別に使い分けよう。お葬式にもOKなタイツとは?
実はタイツはカジュアルファッションのアイテムなんです。
とはいえ秋冬の足元は冷えやすく、女性にとって冷えは大敵。
だからこそ身だしなみとして、TPOに合わせ、ポイントを押さえたタイツ選びが必要です。
オンオフで考える足元のおしゃれ
寒いからといって、オフィススタイルに厚手のタイツは、足元だけ浮いてしまいがち。
また、パーティーなどのオケージョンスタイルでも同様で、ドレッシーなワンピースやスーツにカジュアルなタイツを合わせると、全身のバランスがおかしくなってしまいます。よそ行きの時は、シアーな質感のタイツを選ぶなど、足先までおしゃれに気を配るようにしましょう。

フォーマルはほどよい透け感がポイント
お葬式にタイツは本当にNG?
お葬式のマナーとして、黒ストッキングを履くのは一般常識。
とはいえ、真冬にストッキングは、足元が心許ないもの。既にお伝えしたように、タイツには、20、30デニールなど、ストッキングとほぼ同じ見え方をするものもあります。40、60デニールも、程よく透け感があって、このようなオケージョンスタイルに合わせても変に浮いてしまうこともないはず。
極厚タイプなど、タイツの存在感ばかりが目立ってしまうとマナー違反。上質な薄手の黒タイツは持っていて損はないので、常備しておくと安心です。

マットタイプはNGなんです
タイツはいつから? 気温別おススメタイツの選び方

気温で選ぶ、タイツの選び方は?
寒くなってきたら、タイツ...と、大雑把なくくりはあっても、気温によって、どんなタイツがベストなのか迷ってしまいますよね。いつでも快適におしゃれを楽しみたいのなら、アウターも含めて、全身のバランスを調整しながら、身に着けるタイツを選ぶとスムーズ。目安となる最高気温別にシュミレーションをしておきましょう。
【12℃~15℃】薄手のコートには40~60デニールがおすすめ
冬も間近。寒さがじわじわ気になりだしたら、軽いジャケットやトレンチコートが重宝します。
薄手のアウターに厚手のタイツでは、足元ばかり重たく見えてしまうので、40~60デニールくらいの透け感あるタイツを合わせると、トータルですっきり大人っぽくまとまります。

透け感のある足元で大人っぽく
【7℃~11℃】冬物アウターには80デニール以上がおすすめ
ウールコートやダウン。冬のアウターに薄すぎるタイツは、なんだか寒々しく見えてしまいがちです。
アウターの素材感やボリュームに合わせて、80デニール以上の透け感の少ないタイプや厚手タイプを選ぶなど、タイツのおしゃれも工夫が必要です。

ダウンに合わせるならマットタイプがおススメ
【6℃以下】真冬対策に...ウール混やパイル編み、裏起毛がおすすめ
外に出るのも億劫になるくらいの寒さなら、おしゃれの前にまず環境を整えてあげて。
寒さで身体がガチガチになってしまっていては、どんな状況も楽しめなくなってしまいそう。おしゃれ以前に表情や体をほぐしてあげることが重要です。真冬に備えて、ウール混やパイル編み、裏起毛など、あったか素材や機能性を重視したタイツも常備しておけると極寒対策もできて安心です。

パイル編みであったか
細見え&おしゃれ効果を期待するなら?
防寒のためだけにタイツを選ぶのは、おしゃれ心が満たされずフラストレーションを感じてしまうかも?!せっかく、今年のタイツを選ぶなら、自分の目指したい理想のスタイルに合うものを選びましょう。
透け感を上手に利用して美脚を目指そう
美脚に見せたいなら、タイツの透け感をうまく利用すべし。
ししゃも脚などふくらはぎの肉付きが気になる方は、のっぺりと見えるデニール数が高めのものより、30~60デニールまでのタイツを選ぶのがおすすめです。
ただ、脚の太さによっても、実際に履いてみた時の見え方が変わるので注意が必要。いろいろなデニール数を試してみて、自分に合ったものを見つけることも大切です。
細見え効果を期待するなら、質感も重視
脚を細く見せたいなら、断然、黒タイツ!
脚の太さが気になる人が、マットすぎる質感のものを選ぶと、逆に重たい印象を与えてしまうのでNG。また、光沢感ある素材は、脚の張っている部分が特に目立ってしまいます。
細見え効果を期待するなら、素材の質感が軽いタイプや着圧効果があるタイプなど、質感、機能性も検討材料に入れておくといいですね。
グレーやネイビーでおしゃれ度アップ!
黒タイツの次に、定番として持っておきたいのは、グレーやネイビー。どちらも合わせる色が幅広い上、オンオフ、様々なシチュエーションやスタイルにアレンジしやすいのが魅力です。
オールブラックコーデも足元をダークグレーやネイビーで少し外すだけで、垢抜けた雰囲気になりますよ。
2018年のトレンドを押さえておこう
2018年の秋冬ファッションはカラータイツがトレンド。タイツをアクセントにして、遊び心のある着こなしにチャレンジしてみませんか?
秋冬ファッションに映えるブラウン、ボルドー、ダークグリーン
秋冬らしいブラウンやボルドーなどの暖色系タイツは、全身をエレガントで柔らかい雰囲気にまとめてくれます。
また、グレーやチェック柄とも相性が良いダークグリーンもおすすめ。ワンランク上の大人っぽいコーデが完成しますよ。
イエロー、ピンク、シルバー...明るいカラーも人気
暗く重くなりがちな冬のファッションの挿し色として、明るいカラーも人気。海外のコレクションでもイエローやピンク、パープルなどビビッドカラーが目立ちました。さらには、近未来的な雰囲気のシルバーやメタリック素材まで登場。
見せる配分バランスを工夫しながら、トレンドカラーも上手に取り入れてみたいですね。
秋冬ならではの足元のファッション タイツ選びを楽しんで!
防寒だけでなく、ファッション性、スタイルアップ効果も高めてくれるタイツ。
年々進化するこの便利なアイテムを活用しない手はありません。
ぜひ、自分にぴったりのタイツを手に入れて、秋冬のおしゃれを存分に楽しんでくださいね。
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