タオルが臭い? 一回洗ったらへたっちゃった? 失敗しないタオルの正しい扱い方
更新日:2022年5月23日

タオルとのつき合い方はギフトでもらうだけでなく、自分で気に入ったものを選んで使う時代になったように思います。色や肌触り、吸水性などお気に入りが見つかったら、できるだけ長く、いい状態で使いたいもの。タオルもお手入れ次第で寿命が変わります。なにより、一番多くの人が気にしている、タオルの臭いも防げます!
お気に入りの一枚を長持ちさせるタオルの扱い方

タオルのお洗濯にはコツがあります
タオルを気持ちよく長く使うには、正しい扱い方を知ることが大事です。
新しくタオルをおろす時、洗濯する時、干す時、ちょっとのコツで、ぐんとふんわり長持ち。
初めてのタオルは洗ってから使いましょう
タオルを初めて使うときは、1回洗濯して水を通すことをおすすめします。
これは、吸水性をアップさせるというよりも、タオルの製造工程の間で含まれてしまった細かいホコリや糸くずを取り除くためです。製造の過程でついた糸くずが残っていることもあります。
店頭に並んでいたものの場合だと、手触りを確かめるためにたくさんの人が手に取っているかもしれません。
タオルは織りの過程で繊維が切れないように糸にノリをつけて織るのですが、そのノリが残っている場合もあります。
水を吸わないことはありませんが、直接体に触れるものですので、まずは洗って、より清潔で気持ちよく使いたいですよね。

使い始めは、洗濯しましょう
たっぷりの水で、ゆったりと水浴びさせるように洗いましょう
タオルはたっぷりの水で泳がすように洗うのが理想です。
最近は節水型のドラム式洗濯機をお使いのご家庭も増えてきました。でも、ドラム式は少ない水で、たたきつけて洗うため、タオルのループがつぶれてしまいます。無撚糸タオルなどのデリケートなタオルでは、へたってしまったり、毛羽落ちしてしまうこともあります。ドラム式の場合はタオルを洗うときだけ水を多めにするモードで洗うと吉。
(※洗濯機メーカーによって洗濯モードも様々ありますので、ぜひご利用洗濯機の使用方法をご確認ください。)
また、いろんな洗濯物と一緒にぎゅうぎゅうの状態で洗うのも、他の洗濯物にタオルが絡まって、これもまたループがつぶれる原因になります。
お気に入りの大事なタオルなら、ぜひネットに入れて他のものとは絡まらないようにして洗ってあげてください。
ゆとりをもたせた洗い方で、ふんわり感をアップさせましょう!

たっぷりのお水で洗ってください
干す前は、ぱたぱた振って、風通しのよい日陰で
タオルを干す時は、洗濯機から出して干す前に、タオルの端のミミの部分をもって、タオル全体を軽く振ります。振ることで寝ていたループが同じ方向に立ち上がり、ふんわり度がアップします。振るのは3,4回で充分です。ほんのひと手間ですが、これをするかしないかで、仕上がりが大きく変わります。ぜひやってみてください。
また、できれば、風通しのいい日陰に干しましょう。紫外線でさらに消毒!と思うかもしれませんが、ピーカンの太陽光線は思いの外強く、タオルの繊維が堅くごわつきやすくなります。やわらかい仕上がりを目指すなら、直射日光でないほうがいいですね。

ぱたぱたすると、タオルのパイルがそろうんです
柔軟剤、入れる?入れない?
最近ちょっとした柔軟剤ブームです。香りつきの柔軟剤もたくさん出ていますね。タオルも顔を拭くときに「あぁ~いいにおい。フカフカ~~」といって使いたい。だからといって、普段より多めに柔軟剤を入れている方、実はそれ、逆効果かもしれません。
柔軟剤を入れすぎると、柔軟剤成分の陽イオン界面活性剤が繊維にくっつきすぎて、表面を覆って水をはじいてしまうようになるんです。ふかふかなのに、いいにおいなのに、拭いても拭いても水が取れない……。それじゃ、タオルの役割を果たせません。
比較的新しいタオルなら、先の洗濯のしかた、干し方でふんわりはキープできます。
使い込んでへたってきたタオルの場合は、少量の柔軟剤を入れた方が、肌触りがぐんと良くなります。
タオルの状態に応じて使い分けてくださいね。

ステキな香りは幸せになりますが…
タオルが臭い!臭いの取り方は?!

ちゃんと洗ってあるのに、臭いって、どういうこと?
きちんと洗ったタオルなのに、手を拭いたら、顔を拭いたらなんだか臭い!臭いがなんだか、とれない! という経験はありませんか?なぜ、タオルが臭くなるのでしょうか。
タオルの臭い、その原因は雑菌!なんです。
タオルに雑菌が繁殖してしまう、その原因は次の3つが考えられます。
・洗剤のすすぎ残し
・不完全な汚れ落ち
・生乾き
この3つがそろったら、臭いタオルが出来てしまうのです。
洗剤は目分量ではなく、洗剤の指定量をはかりましょう!
洗剤が多すぎてすすぎ切れていない、逆に少なすぎてタオルで拭き取った汗や皮脂がきちんと落ちていないと、タオルのにおいの原因になります。
洗剤の量は目分量や適当にしないで、きちんと指定通りにしましょう。
また、汗をかいたタオルやお風呂後に体を拭いたタオルを濡れた状態で洗濯機の中に突っ込むと、そこでまずぐっと雑菌が繁殖します。干してひとまず乾かすか、できるだけ早く洗いましょう。

きちんと量りましょう
芯まで乾かしましょう!
芯まで乾ききっていない間に取り込んで、たたんでしまうのも、においの原因になります。
先に書いたように、天日干しなら風通しのいい日陰で、しっかり乾かしましょう。完全に乾けば雑菌ともさようならです。
乾燥機があるなら、乾燥機を使うのがベストです。完全に乾きますし、仕上がりのふんわり感も一番です。
天気や季節、ベランダの都合で、どうしても部屋干しするしかないときは、エアコンを上手に使う、1枚1枚に風通しよくする、洗濯グッズを活用してみてはどうでしょうか?部屋干しでも生乾きにしないアイテムを上手に使ってください。
タオルはいつまで使っていいの?さよならの時。

タオルとして引退したら、再利用
最後に、使い続けているタオル、いったいどのような状態になったら取り替え時なんでしょう?
ループが伸びてしまった!
何かにひっかけてしまったりして、ループが伸びてしまった場合は、はさみで切って見た目を整えましょう。タオルはニットとは異なりループ同士はつながっていないので、ほつれが広がったりはしません。

ほつれたループは切ってOK
端がほつれてしまった!
タオルの端がほつれたりまくれたりした場合は、その上からミシンをかけましょう。それ以上ほつれが進むのを防げます。

端の部分のほつれは、ミシンをかけて
すっかりへたってしまった
いくら気を遣ってもふわふわが復活しない、なんとなく、ごわごわしすぎて使っても癒やされない、なんだかすっかりへたってしまった。
タオルの取り替え時は、はっきりした目安があるわけではありません。自分なりのこだわりを果たせなくなったら取り替える、でいいと思います。

くったりしちゃったら、あきらめても
タオルとして引退した後は、ぜひ再利用を
もちろん、タオルとして使えなくなっても、タオルにはいろいろ使い道はあります。雑巾にするのが一般的ですが、縫い合わせてバスマットにしたりする人もいるようですよ!
縫ったりするのは面倒だなぁ、という人は、ハサミで切って、洗面台周りの水はねを拭いてから捨てたり、揚げ油(もちろんしっかり冷ましてから)を吸わせて捨てたり、最後まで使ってあげてくださいね。
小さいコツの積み重ね
買ったときの「気持ちいい~」をできるだけ長持ちさせるのは、小さなコツの積み重ねです。なるべく長いことふんわり、心地よいタオルライフを送ってくださいね。
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