ナチュラルメイクで美しく、大人女子必見の、メイクテク講座
更新日:2022年5月23日
いつまでも美しくありたい。大人の女性向け、ナチュラルメイクのコツお教えします。
いつまでも美しくありたい。口に出して言わなくても、女性がいくつになっても願うこと。年を重ねると、だんだんと若さが失われていくのは自然な現象だけど、美しさは永遠の課題です。大人の女性だからこそ、外見も内面も充実させていきたいですよね。
今回は、美容面からアドバイスを。大人女子の魅力を最大限に引き出す「ナチュラルメイク」について、ご紹介します。
30代、40代ナチュラルメイクの基本!
大事なのは全体のトーンとバランス
失敗を恐れず何でも新しいことにチャレンジできるのは、若い頃の話。
だけど、30代、40代になって、身の丈に合わないことをしていると、ちょっとイタい状況になってしまいがちですよね。
メイクも同じで、いつまでも若い時と同じ感覚でやってしまうと、ちぐはぐな印象になってしまいます。
まず心がけたいのは、自分の顔を鏡で見て、チャームポイント、ウィークポイントを知ること。そのうえで、隠したいところは上手にカバーしながら、自分らしいキレイを表現しましょう。
「ナチュラルメイク」は素のままではなく、美しい自然体がテーマ。「すっぴんが美しいと思わせるベースメイク」と「表情が生きるポイントメイク」を基本に、手をかけるべきところは、しっかりかけてあげることが大切です。
派手な色を使ったり、盛りすぎたりするのは禁物。
ナチュラルに見せるには、「全体のトーンを考えてバランスよく」を心がけましょう。
ナチュラルメイク パーツ別キレイ見せのコツ
自然なポイントメイクに仕上げるコツは?
最近、メイクが浮いて見える、何だか若作りしてるみたい…
そんなお悩みをお持ちの方、もしかして、ずっと同じやり方でメイクをしてしまっていませんか?
ポイントメイクもちょっとしたコツで、驚くほど自然に、表情が生き生きと見えてきますよ。
アイメイクのコツ。 一重でも、二重でも、ナチュラルなのに目ヂカラ アップ!
まぶたが痩せてくぼんできたり、たるんで重くなってきたり…目の周りは加齢と共にぼんやりした印象になりがち。
そんな悩みを最も簡単に解消できるのが、アイライン。
リキッドタイプのアイライナーは、目頭から目尻まで、目のキワに細いラインを引くことができるので、メイク感が目立つことなくぱっちりとした目を演出できます。
大人女子は少し尻上がりにして、元気に見せるのもポイント。仕上げに綿棒でぼかすと自然な仕上がりになります。
一重まぶたや奥二重、小さめの目の場合、注意したいのは、黒のアイラインで目の周りをぐるっと囲んでしまうこと。こうすると余計に小さく見えてしまいます。
ポイントはカラー。ブラウンがおススメです。
リキッドとペンシル両方を重ねて使うのもおすすめ。アイシャドウもブラウン系を選んで陰影をつけると、ニュアンスのある目元を作れます。
より華やかに見せたい場合は、目尻側まで丁寧にまつげをビューラーであげて、マスカラも使うといいですね。
大人女子はまつげが痩せて寂しくなっていきがちなので、下地を塗ってボリュームアップしておくことも忘れないようにしましょう。
手はかけているけれど、頑張りすぎない眉がカギ
多くの女性が悩みに悩む眉メイク。アーチが強すぎると、きつい印象を与えてしまいがちなので、自眉を活かしたふんわり眉を目指しましょう。
形は、眉頭が目頭の少し内側、眉山は目尻の延長線上に来るのが理想的と言われています。
ナチュラルに仕上げたいので、アイブローペンシルはブラウンを選んで。
左右の高さがそろうよう意識しながら、眉山から眉尻に向かって描き、次に眉頭の方を描きます。
このとき、決して力を入れすぎないように気をつけて。
肌の上で滑らせるように、小刻みに動かすと、毛がまばらな部分もきれいに埋まります。
より自然に仕上げたい場合、パウダーで最初にふんわり輪郭を作ってから、ペンシルで眉山の辺りを補整するというのもおすすめです。
ナチュラルといってもボサボサ眉は美しくないので、メイクした後、はみ出している毛をカットしてきれいに仕上げましょう。眉毛は抜き過ぎると生えにくくなってしまうと言われています。
毛抜きを使うのは余分な毛ぐらいにして、抜きすぎにはくれぐれも気をつけましょう。
自然と口角が上がる。若々しく上品なリップメイク
大人女子は少し丁寧に手をかけて、上品で若々しい口元を目指しましょう。
そのためには、リップメイクの前に口周りの肌の状態をチェックして。
口元は皮膚が薄いので、しわやくすみなどトラブルが出やすい部分。
コンシーラーなどできれいに補整してあげるだけで、清潔感も若さもアップします。
下唇の両端から斜め上に向かって、すうっとコンシーラーを薄く伸ばせば、下がりがちな口角も自然とリフトアップされます。
リップメイクは、太めのリップペンシルで輪郭を美しく描くことからスタート。
口紅はリップペンシルで描いたラインに重なるように心がけましょう。
仕上げにパールの入ったグロスを塗れば、シアー感があってふっくらとした口元になりますよ。
筆ペンタイプで輪郭も描きやすく、グロス効果もあるアイテムならカンタンふっくら唇に。
ライナー&口紅の1本2役
ふっくら頬で、ヘルシーに大人のかわいらしさをプラス
頬が痩せがちで、血色が足りないなと思ったら、チークの出番。
つけすぎると野暮ったく見えてしまうので、クリームタイプのものはスポンジにとって、パウダータイプのものは手元でブラシから少し粉を落とした後、肌にのせるといいでしょう。
笑った時に頬が盛り上がるところを中心に頬の外側に向かって、軽くなでるようにするのがポイント。
ちょっとつきすぎちゃったなというときは、フェイスパウダーで押さえて調整すれば、OKです。
自然な発色と上品なツヤで、表情を明るく
ディティールに手を抜かない。美しいベースメイク
ベースメイクはナチュラルメイクの根幹とも言えるところ。
「アラはしっかりカバーしつつ、メイク感を出さない」というのが重要で、これにはちょっとしたテクニックが必要。
といっても、ポイントを押さえればそんなに難しくありません。お肌の状態に合わせて、下地クリーム、コンシーラー、ファンデーションなど、アイテムを上手に組み合わせて、美肌を完成させましょう。
色ムラもくすみも一掃!下地作りで引き出す透明感
大人女子にとって、ベースメイクをファンデーション1つで終わらせてしまうというのは、ちょっと乱暴。実は、最初に下地を整えるところが、一番大事なポイントです。
というのも、年齢肌は乾燥しやすかったり、くすみがちだったりと悩みがいろいろと出てきてしまうもの。全てをファンデーションでカバーしようとすると、結局、厚塗りになってしまいます。
肌色が明るい自然な艶肌をここで作っておくと、この後のメイクのノリも断然よくなりますよ。
肌に影を落とすシミ、クマ、傷跡はコンシーラーで上手にカバー
ファンデーションだけじゃどうしても解決しづらいのが、シミやシワ、そしてクマなどのくすみ、肌の凹凸など…。
アラを完全に消すのは難しいけれど、視覚効果で目立たなくすることは可能。こんな時、コンシーラーが大活躍します。
シワやクマ、くすみ対策には、柔らかく伸びが良いコンシーラーを使って、気になるポイントを上手にカバーします。目の下のクマは茶色くくすんでいる部分にぽんぽんとおいて、指の腹を使ってなじませるのがコツ。
上まぶたのくすみが気になる方は、目頭から放射線状にのせて、アイホール全体にまんべんなく伸ばすと効果的です。
小鼻のまわりの赤みやほうれい線、目元の小じわなどもコンシーラーでカバー。肌の上に置いた後、指の腹で軽くタッピングするようにすると自然な仕上がりになります。
シミや傷跡、ニキビ跡には、練状かスティックタイプのものを選んで。細筆を使い、気になるところにのせていきます。ここは伸ばすのではなく、指先で軽くちょんちょんと押さえるだけにするのがポイントです。
コンシーラーを使うタイミングは、ファンデーションのタイプで考えて。
リキッドタイプの場合、コンシーラーを先に使うとせっかく隠したシミやシワの部分がよれてしまうので、ファンデーションの後がいいでしょう。
パウダータイプの場合は、コンシーラーを先に使って、上からファンデーションで押さえてなじませれば、きれいに仕上がります。
しっかり隠して、でもナチュラルに見せる ファンデの上手な選び方と使い方
お肌の気になる部分はコンシーラーでカバーするので、ファンデーションは薄付きでOK。
乾燥肌には、自然な艶感をプラスするリキッドタイプやクリームタイプを、化粧崩れや脂浮きが気になるという方は、パウダータイプを選ぶとよいでしょう。
色は地肌よりワントーン暗めくらいの方が素肌っぽい仕上がりになります。
ファンデーション用のブラシを使うとふんわり均一に付いて、おススメ。
スポンジを使う場合もブラシ使いを意識して、肌の上に軽くのせていくといいでしょう。ファンデーションのよれが、くすみや崩れの原因になってしまうので、スポンジで押さえて余分な油分を吸い取るひと手間も大事。
仕上げにフェイスパウダーを軽くはたけば、ふわっとした仕上がりになりますよ。
基礎はやっぱり素肌作り。大人の肌こそ知的にお手入れを
若い時のような、ハリツヤのある肌を取り戻したい
ナチュラルメイクを成功に導くのは、やっぱりきれいな素肌。
肌状態をしっかり整えておくだけで、あとの化粧もちが断然違ってきます。継続は力なり。
美容においてもコツコツと日々の努力を重ねることが大切です。大人女子は賢く、シンプルだけど効果的な素肌ケアを自分のものにしましょう。
美肌への近道は、きちんと落とすクレンジングから
美肌を目指すなら、最も重視したいのが、クレンジング。
メイクだけでなく、皮脂やほこり、積もり積もった日中の汚れをしっかり落としてあげないと、高価な栄養クリームも美容液も意味がありません。面倒だからと洗顔だけですませてしまっていると、いつの間にか肌に分厚い角質がたまってしまっているかも。
メイクや皮脂、油性の汚れは、正しいクレンジングでしか落ちません。
夜の洗顔は、基本的にクレンジングと洗顔の2ステップ。
だけど、時間に余裕がないときは、W洗顔不要のクレンジングアイテムを投入するのもありです。
今は、美容成分や保湿効果のあるクレンジングなど、優秀なものがたくさんあるので、自分の肌とライフスタイルに合うものを見つけやすいのも嬉しいですね。便利なアイテムを活用して、どんなに忙しくても、「その日の汚れはその日中に落とす」ことを心がけておきましょう。
肌の底力を上げる!たっぷり保湿でエイジングケア
お肌がすっぴんの状態になったら、たっぷり保湿を。
洗顔後のお肌は急速に潤いが失われていくので、即座に化粧水で水分を補ってあげるのが大事。
コットンでパッティングする場合は、コットンがヒタヒタになるまで化粧水を含ませてから。
強くたたいてしまったり、乾いた部分があると、かえって肌にダメージを与えてしまうので気をつけましょう。
ハリや弾力が不足した年齢肌には、美容液成分が配合されたとろっとしたテクスチャーの化粧水もおすすめ。
この場合は、手のひらと指の腹を使い、顔全体にしっかりなじませるとよいでしょう。
水分を補ったら、油分でしっかりフタをするのが鉄則。
美容液やクリームをなじませるときは、それぞれ、2,3分待ってから次のアイテムをつけるようにすると、きちんと浸透し、お肌がプルプル、モチモチな状態になります。
ゆっくりお手入れする余裕がない時や、疲れてモチベーションが上がらない時は、1つで何役もこなすオールインワンゲルを使ってみても。
化粧水1本で済ませるよりも、ふっくら潤い肌が手に入ります。
その時の状況で、自分にあったものを上手に使い分けしながら、お肌のベストコンディションをキープするようにしましょう。
年齢が出やすい首元、デコルテまでしっかりケアを
お手入れ中は、ついつい顔にばかり目がいきがちですが、首元やデコルテも年齢が出やすい部分。
潤いが足りないとシワっぽくなったり、シミができやすかったりするので、化粧水の後、クリームなどでマッサージしながらしっかり保湿をしてあげましょう。
角質があつくザラザラしたり、ポツポツとイボのようなものが気になるようになったら、専用のパックで対応を。そうなる前に、普段から、保湿はデコルテまでと心がけて、丁寧にお手入れしておけるといいですね。
まだまだ実感がわかないという方も、日々の積み重ねが、10年後のお肌への投資になりますよ。
大人の女性は生き方が顔に出る。美しさを味方に、笑顔にあふれた毎日を
内面からにじみ出る美しさを手に入れましょう
ナチュラルメイクは、派手さでごまかさない分、基本的なことを押さえて、ちょっとしたひと手間を惜しまないことが大切です。
丁寧に愛情を持って、美容を楽しむことで、明日のキレイが作られるのかもしれません。
「美しさ」は表情や仕草、そして内面からもにじみ出るもの。
年を重ねた大人の女性だからこそ、まとえる魅力がきっとあります。
いつも頑張っている今の自分に自信を持って。明るい笑顔が何よりあなたを魅力的に見せてくれますよ。
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