涼しげとやり過ぎの境界線を見極める、働く女性のクールビズと着こなし
更新日:2018年7月20日
熱帯といっても過言ではないのでは? と思ってしまうほど暑くなる、昨今の日本の夏。だからといって、暑いから仕事を休む、というわけにもいきません。この夏、クールビズ対策をして、夏を涼しく、快適に過ごす工夫をしてみましょう。
クールビズとは
クールビズとは、環境省が中心となって行っている環境対策の一環で、夏の暑い時期に実施される、衣服の軽装化キャンペーンとその内容に沿ったファッションのこと。
スーツが基本という男性のクールビズは、ノーネクタイ、ノージャケット、かりゆしシャツなど、政治家が率先してやっていたりするのを、テレビなどでよく見かけますが、女性のクールビズってどんなものを指すのでしょう?
そもそも女性の場合、男性と比べて、比較的自由度も高く、なかには制服を貸与されている企業もあります。
だからといって、あんまり自由度をあげてしまって、「非常識ね。」と後ろ指さされてしまうのも困る。
おしゃれで、快適な、女性のクールビズについて、考えてみましょう。
女性のクールビズ対策は「暑さ」と「寒さ」双方を考えるべし!
外は暑く、室内や乗り物は寒い
夏は体調を崩しやすい季節でもあります。
その原因は…
冷房効き過ぎの室内や交通機関といった温度差
水分を取り過ぎて、食欲がなくなる、食欲不振や消化不良
気温が高く、寝苦しい夜が続いて、慢性的な寝不足 など
多くの人が夏バテや、秋になってから疲れが出る秋バテなど、経験されたことがあるのではないでしょうか?
特に女性は冷えやすい体質の人が多いので、真夏の太陽で熱されて、強烈な冷房で一気に冷やされる毎日に体調を崩す人がとても多いようです。
暑さと寒さ、両方を上手に乗り切るのが働く女性の正しいクールビズです!
営業職や接客など、きちんとスタイルのクールビズの着こなし
スーツが基本の男性に比べて、女性の服装は比較的自由度が高めです。それでも、お客様に会う機会が多い職種の女性はやはり男性と同じようなスーツスタイルが中心なのではないでしょうか?
そこでまず、「きちんとスタイル」が求められる職場の女性のクールビズについて考えてみましょう。
ジャケットは素材や、袖の長さを工夫して涼しげに
夏向けにするには、ジャケットはショート丈、あるいは袖も七分丈など短めがおすすめ。素材は麻混やカットソーなど、見た目も、着心地もさらっと軽めのものがよさそうです。
トップスは、シフォンや、レース使いなど、素材やデザインで涼しさを
シフォンブラウスやデザインレースのブラウスは、ほどよい透け感から見た目も涼しげで、ジャケットの襟元からふんわりと女性らしさをアピール。また、ぴったりしたものより、風通しのよさげなフレアタイプもおすすめです。
ジャケットは頻繁に洗濯できるものでもないので、汗をかきやすい季節、トップスは袖のあるタイプのほうがいいかもしれません。
インナーは機能性で選ぶ
汗をかきやすい季節だからこそ、汗じみには気をつけたい。キャミソールなどのインナーはマストアイテム。速乾素材、消臭(汗臭)素材、抗菌防臭素材など、インナーは機能性素材のアイテムが充実しています。
また、ワキ汗も気になる季節。ワキパッド付アイテムは強い味方です。
ボトムスは足首みせか、風にゆれるシルエット
クロップドパンツなどのはんぱ丈パンツでの足首見せは、涼しげに見えますし、実際に足首が出ていると涼しいです。(逆に身体を温めたいときは、足首をあたためると身体が早くあたたまります。
スカートの場合も、フレアスカートだと風通しもよく、旬のワイドパンツやガウチョもチュールやレース等の透ける素材を重ねたレイヤードスカートなら、トップス同様、透け感が涼しげです。
いっそワンピース
ワンピースにジャケットやカーディガンなどの羽織り物をあわせるコーディネートも、ラクチンなのに、きっちり見える優秀コーデです。
ワンピースの下には、透けや汗ジミ、スカート部分のまとわりつき防止に、スリップがオススメ。ワンピースのシルエットを損なうことなく、きれいに着こなせます。
カラーはやっぱり明るめをセレクト
いつものきちんとスタイルだと、季節感も出しにくい。
白や、アイボリーなど、明るめなカラーを選んでみてはいかがでしょう。黒や紺などのダークカラーも透け素材のものであれば、OKですが、日が当たるとやっぱり暑い。明るめカラーで、清潔感を出してみましょう。
かしこく、プラスワンアイテムをバッグにしのばせて
ストールは、万能選手。
外を歩いているときにジャケットを着たままだと、やはり暑い。だからといって、半袖で炎天下を歩いていると、ノースリーブを着たいオフタイムに、日焼けあとが残念なことに。そこで、活躍するのがストール。
日焼け防止に、またジャケットを着ても寒いような電車やバス、オフィスでの、寒さ防止に。暑さ寒さを上手に調節できます。
通勤の時だけのクールビズスタイルは?
制服貸与の職場であれば、オフィスについたら、制服に着替えてしまうので、通勤の時だけのスタイルという場合や、お仕事の内容によっては、あまり服装規定が厳しくない職種や、職場もあります。そういう場合に気にしたいのは、どこまでならOKなの? ということ。
これだけは避けたい、女性のクールビズ NG項目をチェック
仕事に行くということは、公共の場へ出ていくということです。「なんだ、遊びに来てるのか?」とうるさがたに言われないためにも、これだけは避けたいNG項目は
・過剰な露出(タンクトップやキャミのみや、ショートパンツなど)
・ミュールやサンダル(音がしないよう、バックストラップアリなら可)
周囲をどぎまぎさせないよう、ぱたぱた、ぺたぺた音をたてないような配慮は必要です。
また、サマーファッションにありがちな、襟ぐりが大きく開いたデザインのトップス。かがんだ時に胸元が見えてしまいそうなファッションというのも避けたほうが無難です。
セクシーファッションはオフタイムに
ジャケットはいらなくても、羽織りもの1枚は常備
ジャケットは必要なくても、あると便利なのが、カーディガンなどの羽織りもの。室内や通勤途中で、ちょっと寒いなと思ったら、さっと羽織れる。外に出たら、さっと脱げる。夏の羽織りものは、素材も軽めでかさばらないので、ぜひ、一枚持って出かけましょう。
春夏の強い日差しには、洗えるタイプや、UVタイプがおススメです。
衣服だけじゃない、体感温度を下げる、ひと工夫
着るものだけでなく、体感温度をさげられる工夫は他にもあります。
日傘を使うとマイナス8度?!
日傘は優秀! 40度近い地面でも、日傘を置いて温度を測るとすぐに4度くらい下がるとか。一説によると、日傘を差すだけで8度ぐらい体感温度が下がるとも言われています。
遮光度が高いもの、UV加工がしてあるものがより効果的です!
仕事の時に使うなら、折りたたみタイプが便利です。
ヘアスタイルも、クールビズ?
夏はヘアスタイルも見直しを!
まとめ髪にしてうなじを出すだけでも2度くらい体感温度が下がるそうです。
汗で首筋に髪がべたついてしまうくらいなら、すっきりとまとめて、アップにしてもいいですね。
髪が多くてお悩みの方は、話題の「フレンチカットグラン」というカットで髪の密度を減らすと、頭髪内の温度が5度ほど下がるという説もあります。
夏らしく、ヘアスタイルもさわやかに
暑さに負けず、快適に夏を乗り切ろう!
元気に夏を乗り切りましょう
暑い季節が終わるころ、夏バテや冷房負けでぐったりせず、すがすがしく秋を迎えるために、涼やかに、快適にクールビズスタイルを実践していきましょう。
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