ダウンジャケットのお手入れ、洗濯方法を徹底マスター。これで来年も安心です
更新日:2023年3月8日
今年も私をあたためてくれた、ダウンジャケットやコート達。次の冬にも活躍してもらうために、きれいに洗って、きちんとしまいたい。クリーニングに出さなくても、おうちで、きれいに洗える方法をマスターして、ちょっと節約しちゃいましょ。
冬の寒さから体を守ってくれるものといえばダウンジャケットやダウンコート。
そろそろ暖かくなりはじめ、ダウンを着なくても大丈夫かな?と思ったら、しまう前にキレイにしてからしまいたい。
でも、クリーニングに出すと結構なお値段に。
家族全員分となると、かなりの出費になってしまいます。
それなら今年は、自宅で洗ってみませんか?
この技をマスターすれば、コストをかけず、家族全員分、良い状態をキープして、次の冬も快適にダウンを着ることができます。
実は家でも洗える?ダウンジャケットの洗濯してみよう
ダウンジャケットのおうち洗い、できるんです
実は、ダウンジャケットは自宅で洗えます!
ただし、洗えないものもなかにはあります。その違いを見ていきましょう。
洗濯表示をチェック
自宅で洗うことができるかどうか?
まずは、洗濯表示をチェックしましょう。
洗濯機マーク、手洗いできるマークがあればOKです。手洗い不可のマークでしたら、残念ながら諦めましょう。
洗濯機マーク、手洗いマークがあればOK
表地の素材をチェック
素材がウールのものは洗うと縮みが出る場合がありますので、プロにお任せするほうが安心です。
レザーダウンジャケットも家庭で洗うのは無理。クリーニングに出しましょう。
自宅で洗えるダウンジャケット、とうたっているものなら、安心してお洗濯できます。
ダウンジャケット、コートの気になるクリーニングのお値段は?
頼んで安心だけど、家族全員分となると、ちょっとお財布が不安
ちなみにダウンジャケット、コートをクリーニングに出すといくらぐらいかかるでしょうか?
安いクリーニングショップだと1000円以下でもできるようですが、相場は2000~3000円ぐらい。
コートタイプのものを専門的なクリーニング屋さんに出すと7000~8000円することもあります。
これが1着ならともかく、家族全員分となるとかなりの負担。
さあ、今年は家でダウンを洗濯しましょう。
ダウンジャケット、コートの自宅での洗い方(手洗い編)
では、実際の洗う手順について、ご紹介します。
ダウンジャケット、コートの手洗いは形を整えてから
洗濯表示を確認して洗える素材だったらGo!
ジャケットもコートも前ボタンやファスナーをしっかり閉めます。
形を整えて、折りたたみます。
ファスナーをしめて、形を整えて
いつもの洗濯洗剤では心配、専用洗剤を使いましょう
いつもの洗濯洗剤では心配です。
風合いや型崩れのリスクを減らすため、専用洗剤をご用意ください。
ダウンやニット製品は通常の洗濯だとボリュームがなくなるだけでなく、縮んだり、色あせの原因にもなります。
専用洗剤を使って、汚れを落としながら、衣類の復元力もアップさせましょう。
洗剤液で、そっとそっと、押し洗い
風呂桶か、大きめの洗濯おけ、あるいは洗面台にぬるめのお湯(水)を張ります(30度ぐらい)。その量に応じて、洗剤を入れます(洗剤の表示に従ってください)。
水の量の目安は、洗いたいものが充分ひたる程度です。
折りたたんだジャケットまたはコートを水の中に入れ、そっと押しながら全体に染みこむように押し洗いします。力は込めず、そっと、そっとが基本です。
洗剤液が全体に染みこんで、押し洗うことで中の液が循環し、ダウンを洗浄します。でも、洗いすぎは禁物。2,3回やさしく押し洗いすれば充分です。
水を変えて同じように押して中に入った洗剤液を洗い落とします。2,3回、水の濁りが消え、泡が立たなくなってきたら終わりです。
優しく、そっと押し洗い
脱水は絞らず、タオルで水分を吸い取る
洗っていた風呂桶や洗面台、洗濯桶のお湯を抜いたら、軽く押しながらジャケットやコートの水を抜きます。この時、絞ってはダメです!
大きなバスタオルなどを広げ、その上にジャケット、コートを載せて、バスタオルで挟むようにして水気を取ります。バスタオルが水分を含みすぎてきたら取り替えてできるだけ水分を取り去ります。
乾いたバスタオルを用意して広げ、その上に広げた形でジャケット、コートを載せ乾燥させます。
大き目のバスタオルに挟んで、水分を吸わせましょう
陰干しで、中までしっかり乾かしましょう
最初からハンガーで干してしまうと、ダウンが下の方に寄ってしまって形を整えるのが大変になります。
ある程度水分が抜けて軽くなった状態でハンガーに吊して風通しのよい日かげあるいは、室内干しでしっかり乾燥させましょう。
陰干しで、しっかり中まで乾かしましょう
ダウンジャケット、コートの自宅での洗い方(洗濯機編)
自宅の洗濯機に、手洗い、ドライモードがあるなら、洗濯機でもチャレンジ!
洗濯ネットに入れて、水の中に押し込む
折りたたんだジャケット、コートを洗濯ネットに入れます。
全体が浸るぐらいの水(できればぬるま湯、30度ぐらい)を入れ、量に従って洗剤を入れ、洗濯液を先に作ります。
折りたたんだジャケットやコートに水を含ませるために洗濯ネットごと中に入れて、数回押すようにして水の中へ沈めます。
または、バスタオルなどにくるんで、一度水の中に押し込むようにして沈めます。そうしないと浮いたままになってしまうこともあるからです。
手洗い、ドライモードで、脱水は1分以内
洗濯は「手洗い」「ドライ」などのモードで行います。脱水が1分以内のモードで。
洗濯槽から取り出し、羽毛の偏りを直すようにして形を整え、ハンガーで風通しのよい日陰に干し乾燥させます。
手洗いかドライモードで、脱水は1分以内
手洗いでも、洗濯機でも、専用洗剤で優しく、そして、偏りをなくす
手洗いでも洗濯機洗いでも、干す時にダウンの偏りを平均化させることがとても大切。偏ったまま乾かしてしまうとそのまま固まってしまいます。また一部分が薄くなったりしてしまうので、羽毛をほぐしながらていねいに形を整えます。
ポイントを押さえれば、意外に簡単に自宅でダウンを洗えると思いませんか?
注意するのは干す時にダウンの偏りを直すところと、中性洗剤以外の洗剤を使わないことです!
失敗した!元通りのふんわりダウンにもどす方法
それでも、ときおり失敗する場合もあります。
でも大丈夫、いざという時、挽回する方法をご紹介しましょう。
ぺっちゃんこになってしまった!
洗ったため固まったダウンをほぐしておかないと羽毛同士がくっついたまま乾いてしまい、ぺっちゃんこに……。おまけに放っておくと羽毛は団子状に固まったまま乾くので、無理矢理ほぐそうとすると割れてしまい、もう再生は無理。
もう一度水に浸し、ダウンを濡らします。上に記した方法で水を切り、濡れている状態のときにダウンを均一になるようにほぐし、形を整えればふっくらに直ります。
無理せず、もう一度やり直し
シミができちゃった!
ダウンはキルティングすることで羽毛が分散されることで全体を暖かく保ちます。このキルティングの縫い目の部分、ここが粗いと着ている状態でも羽毛が飛び出してしまいますよね。
通常はこの部分は羽毛が飛び出ないようしっかりと処理してあるのですが、そのために、洗ったときに縫い目部分に汚れがたまってしまうことがあります。
たまった汚れをすすぎで落としきらないまま乾かすと、縫い目に沿って汚れがシミ状になったりします。
こうなった場合は、再度洗い直ししましょう。完全に落ちるかどうかは汚れの度合いにもよりますが、たっぷりの水でしっかり汚れ、そして洗剤を落とします。
もし洗い直しても汚れが落ちないときは、残念ながらプロに任せる方がよさそう。クリーニングに出しましょう。
もう一回やってみて、だめならプロにお任せしましょう
しっかり洗って、また来年
ていねいに、優しく洗って今年の汚れはすっかり落としましょう。
そうすれば、ダウンは来年もあなたを暖かく包んでくれます。
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