子供部屋のインテリア レイアウトと収納を見直して、片付けのできる子に
更新日:2018年7月20日

子供部屋を用意するのは、子供の自立への第一歩。子供が、自分で片付けができるようなお部屋作りをしたいものです。大切なのは、子供自身が自分の部屋を管理できるように、年齢にあわせた工夫をすること。片付けられたお部屋では、物の定位置もわかりやすく、忘れ物や探し物で困ることも減って、親も子供もハッピーです。
子供部屋のレイアウト まずは、ベッドと机の位置を決める

大きな家具の置き場所から決めていきましょう!
一般に、子供部屋の多くは6畳前後。その中で、友達と遊んだり、勉強をしたり、一人でゆっくりしたり、睡眠をとるなど、多くの目的を持つスペースになります。
勉強エリア、おやすみエリア、収納エリアを分けて、自由なスペースを確保
限られたスペースを上手に利用するために、まずは「勉強」「おやすみ」「収納」と目的別にエリア分けして、レイアウトを考えていきます。
大型家具であるベッドと机の配置から考えていきましょう。
まずはベッド。これは窓や扉などの配置などで決まってきますね。また、エアコンの送風が直接身体に当たると、体調を崩しやすくなりますので、そのあたりも配慮して決めると、だいたいの場所が決まると思います。
続いて机。「おやすみ」エリアとなるベッドと、「勉強」エリアとなる机は可能であれば離してあげると、勉強に集中しやすい環境になります。
机の位置を決める際に、同時に考えたいのが「収納」エリアです。
必要なものが、使いやすく出し入れできるように考えながら、収納家具を置く、あるいは収納スペース近くに机を配置するようにすると、使いやすい、片づけやすいお部屋になります。
普段あまり出し入れしないものなどは、収納付きベッドや、ベッド下のスペースにしまうことで、自由に使える「遊び」のスペースを確保できるようになります。

スペースの目的ごとにレイアウト
兄弟で使う場合は、パーテーションやベッドで間仕切り
一つの子ども部屋を兄弟で使うとき、パーテーションやカーテン、ロールスクリーンなどで仕切ると、一人ずつのスペースが確保できます。
うまく仕切ることが難しい場合は、家具を間仕切りに使うのも一つの方法。
収納できるパーテーションに使えば効率がいいですね。
二段ベッドで間仕切りするというアイデアもあります。
スペースがない場合は、それぞれのベッドに目隠し用のカーテンやロールスクリーンを引くだけでも、OKです。
ほんの少しだけでも、一人になれるスペースがあると、子どもも落ち着くことができます。
子供が片付けやすいお部屋に 子供部屋の収納を考える
子供部屋を準備することは、子供の自立を促すことでもあります。
子供が自分で身の回りのことを整えられるように、まずは子供自身が片付けしやすい部屋にしましょう。
年齢に合わせて、使うものや利用目的も少しずつ変化する子供部屋。年齢に合わせた収納について考えてみましょう。
年齢が小さいうちの「遊び」と「片付ける」を学べるお部屋の収納は?
子どもの年齢が小さいとき、子ども部屋を使うのは、遊ぶためと眠るため。
この時期の子ども部屋には、おもちゃが多くあるでしょう。
あまり細かく考えず、子どもがざっくりと片付けられるように、分類しやすい収納を心がけてあげましょう。引き出しにラベルを張ったり、引き出しが色分けされている収納棚なら、人形はここ、車はここ、など子供なりに決めて、しまうことができそうです。
子ども自身が、遊びながら「このおもちゃは、ここ」と、自分で決めていくことを、楽しめるといいですね。
そのうちに、使うものの目的に合わせた収納を、子どもが自然と考えるようになります。
片付けると、床がスッキリしている状態の気持ちよさを体感しながら、収納する力を身につけることが大切です。
コレクションを飾るなどの「見せる収納」も、子供なりこだわりを大事にしてあげて、親子で楽しめるようになるといいですね。

色ごとにルールを決めて、すっきり
学校にあがったら、学校の道具をひとまとめにして、見やすくしまう
小学生の子ども部屋には、学校で使うものや習い事で必要なものなど、だんだんとモノが増えてきます。
それぞれのモノを使う目的に合わせて、収納を考えていきましょう。
子ども自身が、使ったものを収納する「定位置」を決められるように、収納スペースを確保。
使いやすく、忘れ物を防ぐためにどうするか、だんだんと子どもにも考えさせたいですね。
「勉強エリア」「おやすみエリア」に合わせて、バランスよく「収納エリア」を計画しましょう。

学校の道具はここにひとまとめ
子供部屋の家具は長く使えるものを選びたい
子供部屋に置く家具を選ぶ際に、おさえておきたいポイントは「子供は成長していく」ということ。
子供の年代によって、持ち物も変わり、家具に求める機能も変化します。
フレキシブルに対応できる家具だと長く使うことができます。
子供が好む流行りのキャラクター付き家具や、廉価な家具を選ぶ場合も、子供の好みと成長を考えながら、ゆっくり選ぶといいですね。
机は、収納豊富でレイアウト自在なものを選ぶと長く使える
勉強机は、子どもの成長と目的に合わせて利用しやすいものを選ぶと、長く使うことができます。
収納力のあるものを選んでいれば、あとから収納棚などを買い足さなくても済みます。収納スペースには限りがありますから、成長に合わせて「必要なものかどうか」「使う頻度はどうか」を、親子で話し合うのもいいですね。
デスクは幅が4サイズから選べ、収納量に合わせて組み合わせを自在に変えられる勉強机は、部屋のレイアウトを変えたいときに便利です。

収納たっぷりで、レイアウトも自在
制服や帽子、毎日持っていくものは、身長にあわせてつかいやすいところにしまいたい
幼稚園から小学校、中学校・・・とずっと使う子ども部屋。
身に着けるものや、いつも出かける際に持ち出すものは、さっと手に取ることができる収納方法がおススメです。
幼稚園や小学校で必要な帽子や制服などは、無理にクローゼットにしまわなくても、ラダータイプのシェルフなどに「きちんとかけておく」ことからスタートして、収納の習慣を自然と身につけていく方法もアリ。
使いやすい高さに、収納場所を確保する工夫や、フックやボックスを活用して収納しやすくするなど、親子で「片付けしやすい方法」を話し合ってみると、子どもの主体性も育ちます。

帰ってきたら、同じところにかけるだけ
でもやっぱり、子供部屋は子供らしく、かわいいポップなお部屋作り

できるなら長く使いたいけど、やっぱり子供らしいお部屋にもしたい
子供部屋を持たせるのを機に、親は自立した子供に育ってほしいと願うもの。
スペースをうまく使ったレイアウトや、子供が片付けやすい収納計画を考えつつも、でもやっぱり子供らしいかわいらしさや、ポップで元気なお部屋にもしたいですよね。
お部屋の印象を作るカーテンは、子供の好みに合わせてあげたい
ベッドや机などの大きな家具は、そうそう買い替えることもありません。
子どもの好みや、トレンドを意識して模様替えしやすいものといえば、カーテン。面積が広いだけに、お部屋の印象も大きく左右するので、カーテンで子どもの個性を感じられるお部屋にしてみませんか?
子どもの好きなカラーのカーテンを選んで、お部屋のファブリックにも、カーテンのカラーを取り入れると統一感がありスッキリします。
はっきりした原色が好きな場合は、カーテン全体でなく、アクセントカラーとしてデザインされているものを選ぶと飽きがきません。
キャラクターや好きな柄のカーテンを選ぶなら、収納スペースを工夫して部屋の印象をスッキリさせます。そうすることで、ごちゃごちゃした印象にならずに、好みのキャラクターや柄が映えます。
子供部屋にはカーペットやラグを敷くことがおすすめです
子どもが小さい時期、子ども部屋にカーペットを敷くと、防音効果もあるのでおすすめです。
マンションなどの集合住宅の場合、どうしても子どもの足音やおもちゃを落とす音などが響いてしまうもの。あまり神経質にならずに済みます。
フローリングよりクッション性があることも、カーペットやラグを敷くメリット。子どもは、少し高いところからジャンプしたり、転んでしまうこともあるので、大事に至らないよう、カーペットやラグを敷いておきたいですね。その際裏に滑り止めは必ずつけてあげてくださいね。
またラグには、防音やケガ防止だけでなく、スペースの利用目的を自然と意識できるメリットもあります。
スペースにメリハリも出て、その部分だけでも片付けると、お部屋がスッキリした印象になり、片付けの習慣づけのきっかけにもなります。
カーテンや家具のテイストに合わせながら、子どもが好きなカラーのラグを選んで、親子で子ども部屋のインテリアを楽しんじゃいましょう。
子供の成長をささえる、子供部屋をめざそう

子供の成長を上手にサポートしたい
子供部屋を与えることは、子供が自分で、勉強する、睡眠をとる、遊ぶ、くつろぐことを、自分で計画して暮らせるようになる、自立の第一歩。
どんなインテリアにしたいか、どうしたら気持ちよく過ごせるか、どうしたら片付けしやすいか、子供自身が、自分のこととして考えて手を動かせるように、親は上手にサポートしたいですね!
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