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部屋の片付け、後悔しないコツ。捨てるのも大事だけれど、残し方も大切

更新日:2018年5月11日

部屋の片付け、後悔しないコツ。捨てるのも大事だけれど、残し方も大切

部屋の片付け方の極意は、すっきり捨てること。だけど、上手に残すこと。

どうにも部屋がすっきりしない。部屋の片付け、どうしたらいいの?

流行している部屋の片付け方、基本は「不要なモノを捨てる」にあります。
放っておくとモノがたまってしまうから、定期的に持っているものを見直して、処分することは必要です

だけど、「もうこれはいらないな。」と思って捨てたものを、後になって「捨てなきゃよかった!」と後悔したことはありませんか?

必要か、必要でないか。そのラインを見極めるコツをしっかり押さえて、部屋を片付けてスッキリした暮らしをしましょう。

処分しすぎて後悔? 部屋の片付け、処分のコツを考える

取っておけばよかった、と後悔しないために
取っておけばよかった、と後悔しないために

モノを処分した後に後悔しているという声の多くは、「これは必要ない」と思った、その見極めが間違っていたというところ。

捨ててしまって後悔しているものは、人それぞれですが、
・本
・洋服
・写真

などに後悔の声が寄せられました。

古い本や雑誌はもう手に入らないかも

本は「読みたくなったら買い直せばいい」「図書館で借りればいい」という理由で手放すことが多いようですが、よほどのロングセラー以外、本屋では二度と手に入らないケースがほとんどです。特に雑誌は、ほとんどの場合、二度と手に入らないと思います。

比較的近著でデジタル書籍化されていれば、また手に入るかもしれませんが、古本で手に入れるのは、なかなか難しいことを忘れずに。

本はさよならしたら、会えないかもしれません
本はさよならしたら、会えないかもしれません

もう着られない、思い出の服をどうするか?

洋服は「1年着なかったら捨てる」といったルールを決めている人もいますが、ものすごく思い出深い服だったりすると、その思い出のために取っておけばよかったと思うこともあるでしょう。

その基準をどうするか?

自分のポリシーを決めておく必要があります。

いつか着る服より、思い出の服をどうするか?
いつか着る服より、思い出の服をどうするか?

写真整理も、後悔しやすい

写真は、古いものはもういらないと思って家族の古い写真や卒業アルバムなど捨ててしまう人もいるかもしれません。

しかし、たとえば結婚して子供が生まれたり、写っていた家族や友人が亡くなったりすると「取っておけば良かった!」と思ったという体験談がネットなどで散見されます。

量は減らしたいが、捨ててしまうと後悔しやすいのが写真です
量は減らしたいが、捨ててしまうと後悔しやすいのが写真です

増え続ける子供が描いた絵や工作

収納しづらいバラバラの大きさや形で増え続けるものが、子供の作品。取っておいてあげたい気もするけれど、かなりのスペースをとってしまいます。

とはいえ、その年頃でないと描けない絵や作品は、二度とは手に入らないものなので、捨てるのが惜しい、捨ててしまって後悔したという声が多いものでもあります。

その瞬間にしか産まれない作品群は捨てるのが惜しい
その瞬間にしか産まれない作品群は捨てるのが惜しい

モノ・物・いる?いらない?を本当に見極めて処分を決める

捨て始めると、勢いあまってどんどん捨てて、後悔することに。いる、いらない、考えるの3パターンで考えよう
捨て始めると、勢いあまってどんどん捨てて、後悔することに。いる、いらない、考えるの3パターンで考えよう

「不要なものを処分しよう!!」と思うと、なぜか捨てることにターボがかかり、テンションが上がってしまって捨てることが快感になってきます。

いったん客観的になり、少しでも迷う要素があったら「保留」スペースを作っておき、数ヶ月後にもう一度考えてから処分すると後悔も減るかもしれません。

判断に迷う本や雑誌は、いつでも目につくところに

モノを増やしたくないから処分するのですが、一時的な置場としてマガジンラックや本棚の小さいものを手に入れてみてはどうでしょう。

「この中に収まるものだけを保留対象にする」と決めて、数ヶ月後に見直し、そこで不要と思ったら捨てる。もし全部捨てる決心が付いたら、置き場所やしまう本を変えて使いましょう。

段ボールに放り込んでしまうと、そのままになってしまいがちなので、あえて、目に見える位置に置き、こまめにチェックできるようにしてはいかがでしょう?

いつか着る服より、思い出のある服を残す

「いつか着る」「痩せたら着る」などの理由で捨てられない洋服は、思い切って捨ててもあまり後悔はないようです。

それよりも「お母さんが初めて作ってくれた」「自分が子供に初めて作った」など、思い出と結びついている洋服を捨ててしまうと後悔が残る事が多いのかもしれません。

思い出との決別に決心が付かない場合は、透明の収納ボックスに入れて、時々眺め直し、決心が付いたときに捨てると気持ちもスッキリするかも。

デジタルデータ化して、写真

古い写真を処分するときは、スキャンしてデジタルデータとして保管しておきましょう。紙の味わいはなくなりますが、その代わり色あせもしません。
家にスキャナーがない場合は、写真をデジタルカメラで撮影してデジタル化する方法もあります。
また、カメラ屋などでも写真をデジタルデータにするサービスを提供していますので、プロに頼むのも1つの方法です。

どうしても紙のまま残したい場合は「1冊のアルバムに入るだけ」または「ひと箱に入るだけ」など、総量を決め絞り込むとよいです。

一方で、スマホやデジカメで撮った写真のデータもまた、増え続けるものの一つです。ディスクなどにバックアップを取る際に、厳選したものだけをバックアップして、他は削除しましょう。
大事なことは、カメラ、スマホ、パソコンに入れっぱなし、ため込まないこと

念のため、複数個所に保存しておくと安心です。

ディスクに焼くときに選別すると、絞り込めます
ディスクに焼くときに選別すると、絞り込めます

思い出の品、CDのジャケ写もデジタル化

子供の作品なども、写真同様、スキャンしてデジタルデータにするか、いっそ、きちんと額に入れて飾り、インテリアにしてしまいましょう。

CDも音源はデジタル化してあったとしても、CDが好きな人が捨てるのをためらう理由の1つがジャケット。

これも保管するのではなく、いっそインテリアの一部として、壁にジャケット面を見せる形の棚を作ってしまうのもいいかも。

ジャケ写をインテリアにいかすという手もある
ジャケ写をインテリアにいかすという手もある

処分を決める、見極めのもう1つのポイント

いろいろな片付けコンサルタントやアドバイザーが、それぞれ提唱する基準を紹介してくれていますね。「1年使わなかったら(着なかったら)捨てる」「ときめきがあったら残す」。どれももっともです。

一つ言えることは、「手に入るものは捨てる、二度と手に入らないものはもう1度考える」ということです。

洋服など消耗品に近いものは当てはまりませんが、特に趣味に関するものや本は、すでに市場から消えてしまっているものを捨ててしまうと、後悔した場合、同じものをオークションや古道具屋などで探すとしたら多大な労力とお金がかかります。

部屋の片付け、収納を見直す。大事なのは残し方。

キレイを続けるためには、モノの定位置がきまっていれば、いつでも、すぐ片付けることができます。

いつでも出し入れできるタイプの収納に

残しておいても、箱詰めして押入れの奥で何年も寝かしておくのであれば、それもまた処分すべきモノかもしれません。

残したモノを、時折見返して、新しいものと差し替えていくことが、モノが増えすぎないポイントです。

そのためにも、残すと決めたモノは、出し入れしやすい収納ケースにしまいましょう。

部屋の収納空間を上手に使う

お部屋の収納空間に無駄なスペースは空いていませんか?

お部屋の収納空間に合わせた、収納ケースラックを使うことで、収納量はぐっと増えます

もちろんそこにぎっしり入れるのではなく、選りすぐりの「私にとって必要なモノ」を、余裕をもって収納できれば、出しっぱなしにすることも減り、いつでもお部屋は快適空間になります。

いらないモノも、後悔もない、部屋の片付けを成功させよう!

部屋の片付けは心とモノの整理ともいえます。

もともと家は限られたスペースしかないので、いかに心地よくスッキリ暮らすかを考えることが大切。

自分の基準をしっかり作って、すっきりと快適な空間を目指しましょう

(文/セシール編集部)

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