シンサレートとは?ダウンより暖かい布団を大解剖!
更新日:2018年5月11日

羽毛布団は暖かいけどかさばったり、物によっては意外と重かったりします。
今、注目され始めている新素材シンサレート。
軽くて、洗濯もできて、かさばらないのに羽毛より暖かい。
そんな夢のような素材シンサレートの魅力をご紹介します。
シンサレートとは?

シンサレートとは、どんな素材?
羽毛布団より暖かいと言われるシンサレートって、どんな素材で、どんな特徴があるんでしょう?
シンサレートってどんな素材?
シンサレートは、マイクロファイバーのような、細い繊維群でできている化学繊維、不織布テクノロジーから生まれた高機能中わた素材です。
細い繊維が組み合って、たっぷり空気を含むので、断熱性、保温性に優れています。
含む空気の量が、ポリエステル綿より多く、防寒衣料や冬用の布団などに使われています。

細かい繊維のすきまにたっぷりの空気を含みます
シンサレートを中材に使用した布団のメリットは?
そのメリットは、なんといっても暖かいこと。
暖かさを保持するためには、繊維の間にできるだけ多くの空気を閉じ込めることが、最も効果的です。
複雑に絡み合う繊維構造のシンサレートは、大量の空気を閉じ込め、暖かい空気を逃しません。それが、シンサレートが羽毛布団より暖かい秘密です。
また、羽毛布団のようにかさばらないので、コンパクトに収納できます。

軽くて暖かいのに、羽毛布団よりコンパクトにたためます
ニオイがない
独特なニオイが苦手、という方でも、シンサレートを中材に使用した布団はニオイがないため気持ちよく使えます。

ニオイが気になりません
シンサレートにデメリットはないの?
暖かいのに軽くて、洗濯できて、かさばらない。そんないいとこずくめのシンサレートですが、デメリットはないのでしょうか。
温度調節ができない
確かに断熱効果が高く、保温性抜群のシンサレートですが、寝具などの場合、逆にこの点がデメリットにもなってしまいます。
羽毛布団などの場合は、寝ている時に汗をかいた場合には、汗による湿気を布団の外へ放湿し、温度調節ができます。
しかし、シンサレートは放湿しにくいので、中に熱がこもりやすくなります。
温度調整がきかないというのがデメリットですが、寒さが厳しい真冬なら暖かい睡眠環境を確保することができますので、寒さを気にせず眠れます。

暖かさは自慢なんですが…
比べてみました! 羽毛布団とシンサレート布団
シンサレートのメリットもわかるけど、羽毛布団にも良さがあるし、迷ってしまう。という方のために、羽毛布団の特徴とシンサレートの特徴を比較してみました。
羽毛布団の特徴
羽毛布団のメリット・デメリットは?
メリット:
・グレードによって値段に大きな差がある
・吸湿性、放湿性が高い
デメリット:
・長く使うと羽が出てきたりするものがある
・カンタンには洗濯できない
・ものによってはニオイがする
シンサレート布団の特徴
シンサレート中材使用布団のメリット・デメリットは?
メリット:
・値段は1万円前後なので購入しやすい
・羽毛独特のニオイがない
・かさばらずコンパクトに収納できる
デメリット:
・保温性は高いが、放湿性が悪い
・体にフィットしない
羽毛布団か、シンサレートを中材に使用した布団か、決め手はここ!
どちらを選べばよいのか?
それは、あなたの寝具へのこだわりポイントで決まります。
お布団にかける予算はいくらぐらい?
グレードの高い羽毛布団は本当に寝心地が良いものです。しかし、それ相応のお金がかかります。
あまり寝具にお金をかけずに、暖かい布団が欲しいと考えているのであれば、シンサレートを中材に使用した布団の方がオススメです。

シンサレートなら懐もあたたかい?
フィット感が大事!なら
寝るときに、布団が身体にフィットして包まれたような寝心地はゆずれない!とお考えなら、やっぱり羽毛布団がオススメです。
シンサレートは身体にフィットしにくい素材ではありますが、布団などの中材に使用している場合はそれ以外の中材も使っていますので、寝るのに困る、というようなことはありません。

フィット感なら、羽毛布団に軍配が上がります
ニオイに敏感なら
ニオイに敏感な方は、羽毛布団を選ぶときにどうしても慎重にならざるを得ません。
シンサレート素材は羽毛のような独特のニオイがありません。

羽毛独特のニオイの心配はありません
コンパクトに収納したいなら
羽毛布団はふかふかしているのが、暖かさの秘密であり魅力ですが、どうしてもかさばってしまいます。
もちろん布団袋などに詰め込めばかさも小さくなりますが、中の羽毛が折れてしまったり、つぶれてしまう原因になるので、無理にコンパクトにすることはオススメできません。
コンパクトに収納したい、かさばらない布団がいいという人には、シンサレートを中材に使用した布団が向いています。

シンサレートならコンパクトにしまえます
実は、お住いの地域の夜の気温にもよる
お住いの地域が比較的寒い地方で、羽毛布団でも冬は寒い、という地域なら、また寒がりさんで、冬の寒さがこたえちゃう、という方なら、ぜひシンサレート布団をお試しください。本当に、軽くて暖かです。
一方で、比較的あたたかな地方や、羽毛布団でも冬でも十分暖かい、どちらかというと暑がりで、気がつくとすぐ布団をはいでしまう、という方なら羽毛布団のほうが快適にすごせると思います。
また、放湿性のある羽毛布団は冬だけでなく春や秋も使えますが、放湿性がないシンサレートを中材に使用した布団は、春や秋の使用には向いていないかもしれません。
1年の内長いシーズン使いたい。真冬の寒さをなんとかしたい。目的によっても変わってきます。

寒さが厳しい地域なら活躍間違いなしです
冬の寒さにお困りなら、シンサレート布団をチャレンジしてみては?
羽毛布団、シンサレート布団、それぞれに長所、短所があります。
寒い季節の寝具選びにお困りなら、羽毛布団だけでなく、シンサレートを中材に使用した布団もぜひ検討してみてください。その暖かさは、感動します。
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