シーツの洗濯頻度はどれくらい?シーツの正しい交換・洗い方
更新日:2018年5月21日
快適睡眠のためにも、直接肌にあたるシーツやカバーは、いつもキレイにしておきたいもの。洗濯・交換、何日おきにやればいいんでしょう?
ひどく寝汗をかいた、などでなければ、一晩寝たぐらいでシーツが汚れるように感じませんが、人間は一晩でコップ約1杯~1.5杯分の寝汗をかくと言われています。汗や皮脂は洗わなければ生地に残ってしまい、髪の毛やフケを餌に、ダニが発生してしまうことも。
肌が直接触れるシーツは適切な頻度で洗濯する必要があるのはわかっていても、大物なのでなかなか洗うの大変。
他の人はどのくらいの頻度で洗っているの? 洗う時のコツやポイントについて、調べてみました。
シーツの洗濯はどれぐらいの頻度で行うのがいい?
毎日使うシーツ、どのくらいの頻度で洗っていますか?
シーツの洗濯頻度、どのくらいが良いのでしょう。
実はこのテーマは、日本だけのものでなく、海外でも気になるテーマのようです。
「How Often Should You Wash Your Sheets?(シーツはどのくらいの頻度であらうべきか?)」
「How often you should wash your bedding ? and the right way to do it(寝具を洗う頻度は?その正しいやり方)」
これらの記事によると、シーツの洗濯頻度は週に1回がおすすめとのこと。布団カバーなども同様です。
目に見えて汚れていることがあまりないシーツやカバー類も、寝ている間ずっと、直接肌に触れているので、生地に汗や皮脂などが付着してしまいます。冬は、夏ほど汗をかかないと思いがちですが、やはり汗をかいています。
しみついた汗や皮脂は、そのままにしておくと、ダニや雑菌が繁殖したり、黄ばみが出てしまったりする原因になってしまいます。
毎日洗濯できなくても、起きたあと短時間でも布団を干すようにすると、布団にたまった湿気をとばし、汗を乾かす効果もありますが、やはりカバー類は洗いたい。
ですが、住宅事情やライフスタイルで、大物の天日干しはなかなか難しかったり、日中干しっぱなしというのができない、一人暮らしなどで、そもそもそんなに頻繁に洗濯もできないというご家庭もあります。
海外事例はともかく、日本にお住まいのみなさんの、シーツの洗濯頻度はどうなっているのでしょう?
シーツの洗濯頻度は? みんなはどうしてる?
セシールのお客様に、アンケートで聞いてみました。
※アンケートはセシールのお客様を対象に、セシールオンラインショップに設置したアンケートフォームに自由に回答いただく形で実施したものです。
(期間:2016/06/11~2016/07/05、回答者総数:453名)
3人に2人が、週に1回~隔週に1回 洗濯している
「シーツやカバーはどれぐらいの頻度で洗濯しますか?」と聞いた答えが次のとおりです。(回答数は453)
・毎日 0.4%
・週に2~3回 9.7%
・週に1回 39.3%
・月に2~3回 26.9%
・月に1回 18.8%
・その他 4.9%
一番多いのは「週に1回」という答えで、全体の1/4を占めました。続いて、月に2~3回。週に1度、あるいは隔週に1度くらいの頻度で洗濯される方が全体の1/3という答えになりました。
「毎日洗濯する」という方は少なく、「その他」にチェックした人の中には「2ヶ月に1回」「シーズンに1回」「半年に1回」という答えや、「汚れが気になったとき」や「汗をかいたとき」というコメントもありました。
また「天気がいいときに」という人や「夏場はシーツの上にタオルケット敷いて寝て、できれば毎日洗いたいけれど現実は週1~2」というコメントもあり、汚れるのはわかっているけれど、洗濯するのが大変だと感じている様子も見られます。
一番多いのは週に1回
シーツの洗濯方法、気をつけるポイントは?
シーツの洗濯、ポイント押さえて、カンタンすっきり!
シーツの洗濯頻度は約半数のお宅で週に1回~隔週に1回とわかったところで、シーツの正しい洗濯方法をおさらい。快適にシーツを利用するために気をつけたい、洗濯のポイントを紹介します。
シーツを洗濯機で洗う、普通コースでOK!
シーツを洗濯機で洗うときに「どのコースで洗ったらいい?」と迷うこともあります。
フラットシーツやボックスシーツなどは通常のコースでOK。洗剤は中性洗剤や天然由来の石鹸を使えば、繊維を傷めません。
綿100パーセントか、綿にポリエステルが混ざっているシーツがほとんどなので、普通に洗濯をしても特に問題ありません。
ただ、厚みのあるパッドシーツや、冬に使う起毛のものなどは水流の弱いコースがおすすめです。
種類によっては、手洗い推奨の商品もありますので、洗濯絵表示の確認も忘れずに。
シーツの洗濯は「ふつう」でOK!
シーツはネットに入れて洗濯するほうが、結果的にラクチン
シーツは大きな一枚の布。できれば洗濯ネットに入れて洗いましょう。
洗濯機で洗っているうちに、遠心力でねじれたり、他の洗濯ものと絡まったりして、引っ張られることで、生地が傷んでしまうこともあります。その状態だと、洗濯が終わって、いざ干そう!という時に、からまった他の洗濯ものごと引っ張り上げることになるので、取り出すのも一苦労です。
シーツを長持ちさせるために、また干すときの手間を考えると、ネットに入れて洗った方が結果的には楽です。
ボックスシーツの隅のホコリ、部分汚れにはひと手間かけて
ネットに入れる前にも、大切なひと手間があります。
ボックスシーツを洗濯する場合は、隅の埃を取り除いておきましょう。
ネットには丸めて入れるのでなく、シーツをじゃばらに畳んでから入れると、全体に洗剤もいきわたりキレイに洗濯できます。
ここにひっそりたまっているホコリは出してから洗濯
洗ったシーツの干し方ポイントとお役立ちアイテム
早く乾いて欲しいからこその、ポイント
シーツなど大きな洗濯物は、干すときに場所を取ってしまうことも、洗濯頻度に影響しているかもしれません。
そこで、洗ったシーツをうまく乾かすためのコツと、干すときに便利なアイテムを紹介します。
シーツを干すときに便利なアイテム
物干しは、できるだけ風通しの良い場所に置きますが、直射日光が当たると紫外線で繊維が傷むので、できれば、陰干しがおすすめです。
幅も丈もあるシーツを干すときは、乾きやすいような工夫をすることがポイントです。例えば竿を2本使って、布がM字になるようして干すと、布の間に空間ができて風通しが良くなります。
竿が1本しかない場合でも、竿にハンガーをかけておき、布と布の間に空間を作ればOK。1本の竿にかけただけで乾かすよりも、早く乾きます。
シーツを干すための幅を確保できないなら、シーツを二つ折りにして干すのに便利なアイテムもあります。
バスタオルも干せる幅のハンガーなら、シングルサイズのシーツを二つ折りにすればかけられます。ハンガーを2組使って、シーツをM字に渡します。
少しでも布の間に風が通るように工夫するのがポイントです。
一人暮らし、共働きの人や花粉も心配!という部屋干し派には
天日干したい!と思っても、一人暮らしの人や仕事で昼間は留守にするときは、天気も心配。
やっぱり家の中で干せるといいですね。花粉対策をしたいときにも、部屋でスッキリ乾かしたいものです。
そんなとき、部屋用の物干しを選ぶなら、コンパクトなサイズでアイテムや量に応じてうまく使えるものがおすすめです。
スペースに合わせて自由に変形でき、使わないときには簡単に折りたたんで収納できるものもあります。
洗濯の時間がない人におすすめの機能性シーツ
忙しい毎日、週末だけの洗濯だと大変なんです
一人暮らしなど、普段の洗濯ものが少ない人だと「週に1回の洗濯デーは普段の衣類を洗うのに使いたい!」と思うかもしれません。時間もないし、干すスペースも限られてるし、大きな洗濯ものは後回しになりがち、という場合は、素材や機能でシーツを選んでみてはいかがでしょう。
速乾タイプを選べば、洗濯もおっくうじゃない?!
寝汗対策におすすめなのは「吸汗・速乾・消臭」の涼感パッドシーツです。
でもできれば、余裕のあるときに洗濯をしたい。そんな時も、速乾シーツならすぐに乾いて便利です。
布団ごと、風を通すだけでも
抗菌、消臭機能など、機能付きのシーツの選び方を紹介してきましたが、寝起きのひと手間でも洗濯の頻度を減らすことができます。
起きたときに少し空気にあてて、体温で温かくなった布団を乾かす。
シーツだけでなく、布団のためにもおすすめです。
折りたためるすのこベッドなら、布団干しが簡単です。
ライフスタイルに合わせて、シーツの洗濯サイクル
寝ているときの汗や皮脂汚れは、目に見えにくいもの。清潔な寝具を使って、気持ちよく過ごしたいものです。
だからと無理して洗濯に追われ、室内が乾かない洗濯もので満艦飾というのもつらいもの。
ライフスタイルに合わせた、シーツや洗濯用品を選んで、清潔で快適な毎日にしてくださいね。
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