狭いお部屋の収納術と部屋の片づけ方 広く見せるコツと収納アイデア
更新日:2022年5月23日

収納はいつの時代も悩みの種。モデルルームのようなすっきりした部屋に憧れる人も多いでしょう。
実は、ちょっとした部屋の片付け方や収納のコツを知っていると、狭い部屋もスッキリ広く感じられるんです。
今日からできる、簡単な片付け方のコツと収納アイデアを紹介します。
ワンルームや狭い部屋だからこそ、収納にコツ、アイデアがいる

すべてのモノに収納スペースを作ってあげましょう!
部屋が片付かないのは、なぜでしょう?
それは、モノがきちんと収納されていないから。セシールが実施したアンケートでも圧倒的に多いのが「収納が足りない」というお悩みです。
けれど、部屋のサイズは変えられません。ワンルームや狭い部屋でこそ、収納のコツやアイデアが必要なのです。
・部屋の片づけ方のポイント
・部屋を広く見せるためのテクニック
・収納を劇的に増やす、収納家具・アイデア小物の選び方
・アイテム別収納のアイデアと工夫
この4点について、考えていきましょう。
まずは部屋の片づけ方のポイントを押さえよう
はじめに部屋の片づけからスタート!最初から完璧にできなくても、3つの片付け方ポイントを押さえておくと、気持ちはグッとラクになります。小さなコトでも続けること!できることからトライしていきましょう。
目につく広い部分をキレイに
部屋に入った瞬間、目につく場所はどこですか?
リビングなどでは多くの場合、テーブルに目が留まります。天板の面積が広いため、高さに関係なく自然と視線が集まるのです。
つまりテーブルの上は、キーになる片づけポイント。
「テーブルにモノを置かない」と決めてみませんか?
油断すると郵便物や雑誌、リモコン、充電器やメイク用品など、こまごました物が置かれたままになりがちですが、これは、テーブルが物を置くための家具だから。モノを置くのにちょうどいいのです。でも、これが部屋のすっきり感を邪魔します。
テーブルにモノがない状態にすると、それだけで部屋がスッキリして見えます。

テーブルの上が片付いているだけで、すっきり見える
昨日より1つ余分に片づける
片付けは一気にしないで、続けることが大切!
「今日出したものと、もう一つ何かを片付ける」習慣をつけてみましょう。
台所で洗い物をして、今日使った食器を片付けるときに食器棚もついでに点検。使わないままの食器があれば、処分を検討してみます。
洗濯物をたたんで衣類を収納するときに、クローゼットをチェック。眠ったままの衣類の処分を検討します。
自分の周りにあるものを「使っているかどうか」で見直すのです。
「使うかもしれない」とか「思い出があるから」というモノは、ゆっくり考えてもOK。毎日使う収納スペースには「今使っているもの」が収まっている状態に近づけましょう。

何かもう一つ、片づけましょ
買い物はしまう場所を確保してから
モノに置き場所を決めておくことは、片付けの大切なポイントです。
欲しいもの、買いたいものがあれば、それをどこに収納するのかも同時に検討します。
「ここに収納しよう」と場所を決めたら、そこに本当に収まるかどうかもチェック。収まりきらないようなら、そのスペースに「使っていないもの」がないか見直します。
「使っているか」「使っていないか」でジャッジし、使う予定がなければ、処分を検討していきます。
「もったいないから」と迷ったら、そのスペースに当たる家賃の割合を計算してみるのも一つの方法。保管のためにかかっているコストを知り、それでも必要かどうか考えてみましょう。

買う前にしまう場所、収まる場所を確認しましょう
部屋を広く見せるためのテクニックとは?

部屋のサイズは変えられない。ならば、テクニックも身につけちゃおう!
片付け方のポイントは「目につく広いスペースにモノを置かない」ことと「使っていないものを処分する」こと。モノを減らすことができてきたら、広く見せるコツもおさえて部屋作りを考えていきましょう。
目線を意識して
部屋を広く見せるには、目線を意識することもコツ。
床が見える部屋の中央エリアは、モノがないほうが広がりを感じます。
家具は窓をふさがないような位置にまとめて配置。
できれば自分の目線より低い高さの家具で揃えるのが理想的です。背の高い家具は圧迫感があるので、入り口から見た際に、視線に入らない場所に置きましょう。
明るさと色でカバー
部屋全体に広がりを感じられるような色使いをすることも、実際より広く見せるためのテクニック。
明るい色使いや淡いトーンの家具がおすすめです。ファブリックや、フローリングにラグを敷く場合も同様で、柄があるなら小さめのものを選びます。色のトーンは揃えたほうが広く見えます。
濃い色を使うなら、部屋の中で多くの面積を濃い色にすると暗い印象になってしまいます。床に近い場所で使うなど、空間の下部分を暗く、上部分を明るく感じられるように配置します。
ビビットな色使いは、アクセントカラーとしてクッションや照明、インテリアグッズに使うとメリハリのあるすっきりした印象に。カーテンは、壁のクロスと色合わせをすると広く見えます。
高機能な家具を選ぶ
部屋に家具を置く場合も、床が広く見えるように工夫しましょう。
「ベッドもソファも棚もスツールも」とやみくもに置くのではなく、一つで複数の機能を持つ家具を選んでみるのはどうでしょう。
ベッドを置きたいとき。
収納スペースが足りないなら収納スペース付きベッドを、ソファも置きたいならソファーベッドを選びます。
ソファベッドなのに、収納もできる優れものもあります。
高機能家具は、一つで複数の役割を持つ便利なアイテムです。ただし家具を置けば、その分、床が見える面積が減ることもお忘れなく。
まずは部屋の中のものを「使うもの」「使わないもの」に分け、部屋に欲しい機能をトータルで考えて家具を選びましょう。
収納を劇的に増やす?! 収納家具・アイデア小物の選び方
部屋の片づけ方の基本と、広く見せるためのテクニックがわかったところで、スペースを確保できる収納家具やアイデア小物を紹介していきます。
押入れ、クローゼットは100%活用する
収納スペースと言えば、押し入れとクローゼット。空間が広い分、無駄のない収納計画を立て、100%活用したいもの。
押し入れは奥行きがあるので、収納したモものの取り出しやすさと必要に応じた入れ替えのしやすさがポイントです。
実は、クローゼットとしても活用しやすい空間です。上段に前後2段で衣類を掛けられるハンガーラックを置くと、アイテムや季節に合わせた入れ替えもしやすくすっきりと収納できます。
さらに、引き出し型の収納ボックスを下段に組み合わせると便利です。浅めのボックスは下着や小物用の収納に、深めのボックスはGパンやトレーナー、ニットなど厚みのある衣類が収納できます。インデックスシールを活用し、何が入っているかすぐにわかるようにしておくと便利です。
押し入れ内の幅や高さを区切って使える整理棚は、押し入れや高さのあるクローゼットの隙間収納に大活躍。重ねたくない帽子やバッグなども、立体的に収納できます。
クローゼットにも収納ボックスを組み合わせるのは、便利。さらに縦長の収納ラックを使うと、バッグ類のスッキリ収納に重宝します。
ベッド派なら、収納スペースもチェック
部屋の収納スペースが少ないなら、引き出し収納の容量が多いチェストベッドもおすすめです。
深さに合わせて小物の収納を計画。室内にあるすべての収納スペースをチェックしながら家具を選んでいきましょう。
収納エリアがないなら、ラックを使って作ってしまう
収納スペースがほとんどないお部屋の場合、チェストやクローゼットを購入する必要があります。
賃貸住宅などで、ずっと同じ部屋に、長く住むとは限らない場合もあります。そんな時は、サイズを調整できるハンガーラックがおススメ!
設置する場所のサイズを計り、何をどのように収納するのか立体的に考えていきます。セシールのハンガーラックは、衣類を掛けるハンガーバーや棚もあり、高さのあるものも収納OK。ウォークインクローゼットのような使い方が可能です。
サイドパネルで目隠しができ、カーテンレール付きなので市販のカーテンでお部屋のイメージにも合わせられます。
カラーボックス、オープンラックは揃える
日常使いの雑貨や小物は、収納場所を決めて出しっぱなしを防ぎましょう。
そんなときに重宝するのが、カラーボックス。オープンラックは、見せる収納を楽しめるアイテムです。
ポイントは、奥行きを揃えておくこと。見えている床面が直線的だと、部屋全体もすっきり見えます。
低めの高さで揃えると広さを感じますが、あえて高さの違うものを並べるのもメリハリを感じられるので、収納したいものの量とインテリアのお好みで選んで。
ただし、腰高のものを選んだ場合、ラックの上に色々と飾りたくなるかもしれませんが、ごちゃつきの原因にもなるので、できるだけモノを置かないほうが、すっきり見えます。
あなたのお悩みは? アイテム別収納のアイデアと工夫
収納の悩みは色々あります。アイテム別に工夫が必要です。
収納スペースの確保を考えるとき、大切なことは「何をどこへ」収納するかです。
限られたスペースでの収納計画はパズルを合わせるように考えていきましょう。
布団派のお悩み クローゼットしかない
部屋を広く使いたい布団派さんには、布団の収納スペースが大きな課題。クローゼットしかなければ、布団を立てて収納する方法がありますが、きれいに収めるのは大変です。
そんなときは「収納スペースに合う」布団選びをしてみましょう!
セシールの六つ折り敷布団は、折りたたむと一般的なクローゼット(奥行60センチほど)に立てて収納することができちゃいます。
本や漫画収納のお悩み 見せつつキレイな収納は?
どんどん増えていく本や漫画は、見せる収納にシフトします。
読書家の方におすすめの、奥行15センチの壁面収納棚は、天井までの高さを有効活用した収納アイテム。多くの学術書、文芸雑誌や教科書といったA5版の書籍、雑誌がぴったりおさまります。
本や漫画のジャンルやサイズを揃えて収納すると、部屋全体も整頓されて見えます。
また、入りきらなくなる前に、手持ちの本や漫画をチェック。
収納スペースを超える分量の本や漫画は、古本屋さんへ持っていったりフリマへ出すなど、他の人に有効利用してもらうことも、考えてみてはいかがでしょう。
衣類がともかく片付かない
衣類が片付かないとお悩みの方には、一度手持ちの衣類をすべて出してみることをおススメします。
いつか着ようと思ったまま、サイズアウトした服、破損している服、流行遅れになったものなどはありませんか?
目安は「1年以内に着たかどうか」です。年月がたてば、流行やサイズだけでなく、顔映りも変わってきます。
本当に使う衣類は、わかりやすく、出しやすい収納を心がけましょう。色分けしたハンガーやタグを使って管理すると、服合わせも楽しくなります。収納ボックスも、一目でどこに何があるかがわかる状態に収納します。立てて収納したり、収納ラックを使うのもおすすめです。
書類や写真がたまっていく
学校からのお便りや仕事の書類、とっておきたいDMなど、紙類は日々家の中にたまっていきます。
上へ上へと重ねておいてしまうと、チェックしそびれることもあるので収納時には項目別や用途別に分けるのがコツ。壁掛け収納ファイルにタグをつけて保管しておきましょう。
気をつけたいのは「情報は日がたてば鮮度が落ちる」ということ。ファイルへ入れたままにせず、あくまでも一時保管のスペースとして使います。写真などの大切なものはアルバムに入れたり、不要なものは処分するなど、定期的にチェックする習慣をつけましょう。
でも収納には余裕を持って
いかがでしょうか。
限られた空間の中にモノを収納するためには、まずは「なにがどれだけあるのか」を把握しておくことがポイントです。
収納を増やすことは可能ですが、それではモノが増えるばかり。ミニマリストという言葉もあるように、本当に今の自分に必要か、使うものなのかを吟味することは大切です。厳選したモノを長く大切に使う暮らし方をしてみませんか?
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