フローリングに布団でも大丈夫! カビが生えちゃう理由と予防法を大公開!!
更新日:2024年7月26日
お布団派の方で、お部屋の床がフローリングや畳にマットレスや敷布団を直置きしている方はいませんか?めくってみたらカビが生えていた!そんな時どうする?床や布団にカビを発生させない対策や取り方をご紹介します。
あなたはベッド派?それとも布団派ですか?
お布団派の場合、お部屋にどのように敷いているでしょうか?
マットレスを直置き?布団を直置き? ちょっと待って、裏を見たら黒くポツポツとした点が……
そのままにしておくと、健康被害につながることもあるカビ。生えないようにする方法や、生えてしまった時の対策を考えていきましょう。
布団やマットレスを床に直置きはダメ?メリットとデメリット
布団派のメリットは、何と言っても「限られたスペースを有効に使える」ということ。子どもが小さいあいだや友人が泊りにきたときは、1部屋に2人、多ければ4人、5人で寝たいときもあります。
またお布団だと、「天日に当てることもでき、衛生的」という意見や、これまでの睡眠習慣で「お布団の方が落ち着く」という方も一定数います。
お布団を部屋に敷く場合、フローリングや畳に布団やマットレスを直置きすることになります。
布団やマットレスを床に敷くことのデメリット、注意したい点も知っておきましょう。
1. 直だから「背中がつらい」「寒い」
床に布団を直に敷く場合、充分な厚みがないと背中がつらいと感じたり、寝起きに痛みを感じることがあったり、季節によっては寒いと感じてしまうことに。
快眠のために体圧分散性の良い敷布団を選ぶこと、寒さ対策として床と身体の間に十分な距離が取れるよう、マットレスを下に敷くことをおすすめします。
2. 収納場所問題、置き場に困って敷きっぱなし
フローリング床の洋室では、収納が押し入れではなくクローゼットの場合がほとんど。押し入れと比べて奥行もないため、布団やマットレスの収納に困ってしまい、敷きっぱなし、という方もいるかもしれません。
収納場所がないからと敷きっぱなしにしていると「カビ」の発生に直面してしまいます。
3. 敷きっぱなしの布団やマットレスはカビが発生しやすい
カビは「湿度」「温度」「栄養分」の3条件が整うと繁殖します。
一般的に、湿度80%以上、温度20~30度ぐらいがカビにとって居心地のいい環境。
風呂場やキッチン、洗濯機といった水場やエアコン付近でカビが繁殖するイメージですが、実は、寝具周りでも湿度・温度・栄養分の条件が揃う可能性があります。
人は寝ている間に、コップ約1杯分(成人の場合)の汗をかきます。寝ている間に布団は温められて温度が上がり、汗を吸収するので湿度も上がります。さらにホコリや髪の毛はカビの栄養分になり、フローリングや布団がカビの繁殖に最適な環境になってしまいます。
そのため、毎日布団を上げ下げし、こまめに干すなどして、湿度や温度を下げる必要があるのです。
さらに、床と布団の間に空気の通り道を作ることで、温度や湿度をこもることを避け、カビが繁殖しづらい環境を目指す必要があります。
つまり、フローリングや畳に布団を敷くことがだめなのではなくて、布団の敷きっぱなしはカビ発生の危険性が高いということなのです。
床に直置きの布団やマットレス その下に敷くものは何がベスト?
空気の通り道を作るなら、カビの繁殖を防ぐために布団やマットレスの下に敷くものが必要です。どんな選び方をするといいのでしょう。
すのこにして、風の通り道を作る
床と布団・マットレスの間に空気の通り道を作ることは、大切なカビ対策のひとつです。
布団の収納場所がなくどうしても敷きっぱなしになってしまうという場合は、布団の下にヒノキのすのこを敷いてはいかがでしょう。国産ひのきのフロアベッドは、通気性も良く、十分な厚さでしっかりしたつくり。一年を通して快適に使えます。
敷き布団の下やマットレスの湿気を吸収 除湿シート
直接布団の湿気をとってしまうという方法もあります。
敷布団やマットレス、ベッドパッドの下に敷くだけで、手軽に湿気を吸収。布団と一緒に折りたたんで収納もできます。天日干しすることで、繰り返し使えます。
吸湿シートとすのこを一体型にした優れものも
空気の通り道も確保しつつ、吸湿もしてくれる、すのこタイプの軽量吸湿マットは優れものです。
クッション性の高い3層構造で、吸放湿繊維が湿気をしっかり吸ってくれます。寝具のサイズに合わせて調節も可能で、分割タイプなので収納もラク!乾燥させて繰り返し使えるのも嬉しいポイントです。
フローリングに置き畳で、布団を敷く
置き畳を使って、布団を敷く方法もおすすめです。「フローリングに畳?」と思うかもしれませんが、洋室にも和室にもなじみやすいナチュラルテイストのい草ラグもあります。
吸放湿性も期待でき、折りたたんでコンパクトに収納も可能です。
マットレスや布団は毎日立てる?カビ対策
布団やマットレスを床に直置きすると湿気もこもってカビが発生しやすくなります。では、カビ対策のため、マットレスや布団は毎日立てる、上げるようにしたほうがいいのでしょうか。
こまめに上げ下げ、フローリングに敷きっぱなしは禁物
布団のカビ対策は、やっぱり、毎日起きたら布団を上げること。
布団をフローリングに敷きっぱなしにするとどうしてもカビのリスクが高まります。
でも、布団が重くて、億劫になりがち。
それなら、軽さで布団を選びませんか?
凹凸形状のウレタンを中材に使用して軽量化した敷き布団なら、軽くて毎日の布団の上げ下ろしがラク!
防ダニ・抗菌防臭機能など素材で選んで、快適な睡眠を手に入れましょう。
すのこを敷いていれば、布団やマットレス敷きっぱなしでも大丈夫?
すのこを敷いていれば、布団やマットレスを敷きっぱなしにしても大丈夫、と思っていませんか?
すのこは通気性が良く、湿気がこもりにくいため、確かにカビも生えにくくなります。けれど、すのこも布団を敷きっぱなしにすれば、掛け布団などで空気も通りにくく、カビの温床になりかねません。
定期的にすのこを折りたたんで、空気を通せれば。収納に便利な折り畳みタイプで、折りたたみつつ、空気も通して、布団も干せます。
布団のカビ、フローリングのカビをそのままにしておくとどうなるか?
では、布団やフローリングにカビを見つけたときはどうしたらいいのでしょう。仕方ない…と目をつぶっているとこんな危険もあるんです。
カビ臭いだけでなく、アレルゲンの原因物質にも
もともと空気中にはカビの胞子が漂っています。人間は自然とカビを吸っていますが、健康な方は問題になることが少なく、また、すべてのカビが危険なわけでもありません。
ただ、カビのなかには、アレルゲンの原因物質になるものもあるので、免疫が落ちていたり、幼い赤ちゃんや高齢の方には注意が必要です。
またカビは、ダニの餌にもなるため、寝具やフローリングにカビが生えないようにすることが大切です。
フローリングにまでカビが生えたら、お財布にも厳しい
フローリングのカビは、きれいにふき取れず、シミになったり、目に見えて白っぽくなってしまいます。そうなったら、素人ではお手上げ。フローリングの張り替えを検討しなければならないことにもなりかねません。
住んでいる家が賃貸なら、退去時に修繕費用がかかってくる場合もあります。
もとの床材やどんなフローリングに張り替えるのか、工法によっても費用は変わりますが、6畳でも10~20万円ほどと、まとまった出費に。
フローリングのカビ繁殖は、なんとしても防ぎたいものです。
マットレス・布団のカビ取り方法
布団のカビは、どうやって落としたらいいでしょう。布団にポツポツと黒い点を見つけたら、それはカビかもしれません。普段なにげなく使っているものが、実はカビの繁殖を助けてしまうこともあるので、要注意です。
臭いとりのスプレー式消臭剤があだに?
「布団のにおいが気になる」というとき、手軽なスプレー式消臭剤を使うことは、ありませんか?
ただし布製品用のスプレー式消臭剤は、使い方によっては、カビを繁殖させることも!
その理由は消臭する仕組み。においを消すには、まずしっとり濡れるぐらいスプレーする必要があるからです。成分をしっかり浸透させてにおいの元をキャッチし、乾くときににおいの元も消えていく仕組みなのです。
いくら消臭剤といっても、湿ったまま使っていては逆効果。布団にスプレー式消臭剤を使う場合は、しっかり乾燥させることが重要です。
スプレー後は、天日干しや布団乾燥機を使うなどして、確実に乾燥させるように気を付けましょう。
漂白剤、カビ取り剤、洗濯でカビは取れる?
布団にカビを発見したら、まずは自宅で落とせるかトライしたいところです。
洗濯用漂白剤は、カビ菌を除去するのにも向いています。シーツやカバー、自宅の洗濯機で洗える布団なら、浸けおきをした後に洗濯してみましょう。
市販のカビ取り剤も効果は期待できそうですが、そもそも浴室などの水回り箇所にカビ対策で作られているもの。布団に使うのはおすすめしません。
敷布団のカビを自宅で落とすなら、重曹水と消毒用エタノールで試してみましょう。
1) 重曹水をスプレーし、スポンジ・キッチンペーパーなどでこすり落とします。
2) カビや水分を、つまむようにして布でふき取ります。これを繰り返します。
3) カビが取れたら消毒用エタノールを吹きかけ、滅菌します。
4) 少し置いてから水分をふき取ります。
5) 布団乾燥機をかけたり、2~3日天日干しをするなどして、しっかり乾燥させます。
もしカビが広範囲に広がっている、なかなか落ちないなどであれば、諦めて新しいものを買ったほうが賢明かもしれません。
クリーニングやコインランドリーで落とせる?費用は?
自宅で布団を洗濯するのは難しいものですが、最近は大物選択ができるコインランドリーも増えてきました。
布団は、水を含むと重たくなるので、利用するコインランドリーで、洗濯可能か必ず確認しましょう。
布団を傷めずにキレイにするためには、クリーニング店の利用がおすすめです。費用は業者や布団のサイズや種類によりますが、4,000円~1万円ほどが多いようです。
ほとんどの素材はクリーニングに出せますが、シルク、ムートン、ノンキルト羽毛布団、低反発ウレタンなどはクリーニング不可の場合が多く、利用前に確認を。
カビが生えている布団の場合は、買い替えを勧められることもあります。やっぱりカビを生やさないことが大切です。
布団をあげて、空気を入れ替えて、元気を取り戻せる寝室を作ろう
カビ対策には、カビが過ごしやすい湿度・温度・栄養分がそろわないようにすることが何より大事!
湿度をケアするアイテムを使う場合も、布団をあげて通気を良くすること、ときどきは天日干しすることなどのひと手間も必要です。
お部屋の空気を入れ替えて気持ちイイ空間をキープすることは、布団やフローリングを清潔に保つことにもつながります。
睡眠で次の日の元気をチャージできるよう、快適な寝室にしておきましょう。
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