快適な暮らしを実現するスマートホームとは
更新日:2022年6月10日
スマートホームとは様々な家具や家電をインターネットに繋いで、スマホやスマートスピーカーを使ってリモートコントロールできる住居のことを指します。簡単に言えばスマホや音声で家具や家電を動かすことができるのがスマートホームです。
スマートホームの仕組み
動かしたい家具や家電をデバイスと呼び、そのデバイスを操作するスマホやスマートスピーカーを管理システムと呼びます。
スマートホームにはデバイスと管理システムが欠かせません。デバイスと管理システムを連携させることで、一括で遠隔操作できるようになります。
インターネットに接続できる家電のことをIoT家電と呼びますが、自宅のインターネットを利用して、デバイスと管理システムを連携させることができます。
また、インターネットにつながらない家電も赤外線を使って操作できるため、照明やカーテンなども専用機器を利用して操作できるようになります。
スマートホームでできること
自宅をスマートホーム化すると様々なことが便利になります。主に挙げられるものとして、スマホひとつで家具・家電を操作できるようになることです。スマホと家具・家電を連携させる外出先でも操作できるため、エアコンの電源を切り忘れていても、出先からエアコンを操作できます。
また、スマートスピーカーを使えば音声だけで家具、家電を操作できます。
ひとつの管理システムでまとめて操作可能なため、朝起きて「おはよう」とスマートスピーカーに呼びかければ、カーテンが開いて照明が付き、テレビが起動するといった操作が簡単にできるようになります。
他にも室内カメラで外出先から宅内をチェックできたり、インターホンが鳴ったらスマホで応答したり、玄関の鍵の開閉を操作できたりと防犯対策にもなります。
スマートホームのメリット
スマートホームを導入することで様々なメリットがあります。ここでスマートホーム化するメリットを整理していきましょう。
利便性が向上し生活が快適になる
スマートホームを導入する一番のメリットは自宅の家具・家電を一括で操作できるようになることで利便性が向上し、時間にゆとりが生まれ生活が快適になることにあります。
スマートホームを導入する一番のメリットは自宅の家具・家電を一括で操作できるようになることで利便性が向上し、時間にゆとりが生まれ生活が快適になることにあります。
テレビやエアコン、空気清浄機など、いくつもリモコンを操作する必要がなくなり、「テレビをつけて」と言うだけでテレビの電源を入れることができます。わざわざ移動してリモコンを探したり、部屋の照明スイッチを押しに行くといった手間がなくなる上、買い物で両手が塞がっていたり、小さなお子さんを抱っこしていても簡単に操作ができるようになります。
お部屋を綺麗に維持できる
スマートホーム化すれば複数のリモコンを出しておく必要がなくなるため、見た目もすっきりします。見た目だけでなく、ルンバなどのお掃除ロボットを導入すれば、決まった時間に全自動でお掃除してくれるため、埃などや髪の毛などのゴミも溜まりにくくなります。
ルンバi3+のようなゴミ収集機がついている機器だと、集めたゴミも最大60日分溜めておくことができるため、2カ月に1回程度の紙パック交換で済んでしまいます。
節電・節約になる
スマートホームに対応していれば、外出先からも自宅の家電を操作できるため、「エアコンを切り忘れた」といった時にも外出先からエアコンのスイッチを切ることができ、節電になります。出張や旅行など、自宅を長時間開ける際も安心です。
防犯対策になる
スマートロックを使えば、外出先から遠隔で玄関の開閉ができるため、鍵を閉め忘れた際も安心です。また、インターホンが鳴ったらスマホで応答できるようにしたり、ネットワークカメラで宅内の状況を見ることができるようにすれば、利便性の向上だけでなく防犯対策にもなります。
健康管理もできる
睡眠データを取得できるデバイスをベッドに設置したり、スマートバンドで運動データを取得することで、健康管理もできます。どれだけ長く深く眠れたか、心拍数や消費カロリーはどの程度かというデータがスマホ上で確認でき、睡眠の質や運動量を客観的に把握できます。
遠方の家族も見守れる
スマートホームは遠地にいる家族の見守りにも活用できます。ネットワークカメラを使っても見守ることができますが、プライバシーが気になるところです。そこでスマートセンサーを使えば、ドアの開閉で通知が届くため、部屋を出入りしているか行動を確認することができます。
また暑い日にもエアコンをつけないお年寄りも多いですが、家族が遠隔でエアコンをつけることもできます。スマートホーム化すれことで遠地で一人暮らしをしている親も、遠隔で見守ることができるようになります。
スマートホームのデメリット
スマートホームを取り入れることでメリットは多くありますが、一方でデメリットもあります。スマートホームの導入を検討する際にはデメリットもきちんと把握しておきましょう。
対応機器とインターネット環境が必須
自宅をスマートホーム化するには、インターネット環境とインターネットに対応した機器が必要となります。テレビやカーテンそのものがインターネットに対応していなくてもスマートホーム化することは可能ですが、「スイッチボットやFire TV Stickなどでテレビをスマートホーム化する」や「スイッチボットカーテンでカーテンをスマートホーム化する」など、対応した機器を導入する必要があります。
またインターネットに対応した機器があっても、自宅にインターネット環境そのものが無ければ動かすことができません。そのため、インターネット環境が無いご家庭ではインターネット環境を用意する必要があります。
対応機器やインターネット環境が無い場合には、新しく導入する必要はありますが、環境さえ整えてしまえば、新築のお家でなくともリフォームなど大きな手間を加えずに自宅をスマートホーム化することができます。
初期設定が必要
導入環境を整えると次に初期設定をする必要があります。デバイスごとにインターネット接続の設定を行い、デバイスによっては動作を登録するなど、初めてスマートホームを導入する人にとっては少しハードルが高く感じてしまうかもしれません。
しかし、最初の設定さえしてしまえば、後はすべてスマホ操作や音声だけで自動で動作するようになります。最初だけ手間がかかってしまいますが、サポートセンターへの問い合わせや身近にいる詳しい人を頼るなどして初期設定を行いましょう。
セキュリティ対策が必要
導入環境を整えて初期設定が終わった後も注意が必要なことがあります。それはセキュリティ対策です。
パソコンやスマホはセキュリティソフトを入れて対策していてもテレビにセキュリティソフトが入っているという人は少ないのではないでしょうか。ところが、パソコンやスマホと同じようにスマートホーム化した家電や専用機器もインターネットに繋いで操作するため、セキュリティ対策が必要となります。
個人ができる対策としてはデバイスのアップデートやパスワードの定期的な変更などもありますが、セキュリティルーターを使って宅内のインターネットに繋がるデバイスをまとめて保護できるサービスを導入するなど、対策を考える必要があります。
スマートホームを始めるには
スマートホームについて詳しく解説してきましたが、ここでは実際にスマートホームを始める手順を見ていきましょう。主に以下の3つで自宅をスマートホーム化できます。
・インターネット環境を用意する
・IoT家電を用意する
・IoT家電をインターネットに繋げる
IoT家電をインターネットに繋げることで、IoT家電がスマホやスマートスピーカーで操作できるようになり、自宅をスマートホーム化することができます。
詳しくは以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
【関連記事】スマートホームの始め方|おすすめ家電とインターネット
スマートホーム化する際の注意点
IoT家電とインターネットを繋いで初期設定が完了したら、いよいよスマートホームの仲間入りです。便利で快適な生活が始まりますが、その前にスマートホーム化で注意しておきたいことも確認していきましょう。
使用できる周波数
ルンバなどの一部のIoT家電では、インターネット接続する際に使用できる周波数が限られているものがあります。Wi-Fiを使ってインターネット接続できない場合は周波数をチェックしてみてください。
周波数には主に2.4GHzと5GHzが使われており、IoT家電では2.4GHzでしか繋がらないという場合があるので、5GHzが使用されているようであれば周波数を切り替えるようにしましょう。
同時接続が可能な台数
自宅をスマートホーム化していくと、インターネットに接続する家電がどんどん増えていくことになります。しかし、インターネットはサービスごとで、同時に接続できる台数が限られています。
パソコンで仕事をしている最中に、家族がテレビで動画を見ていたり、オンラインゲームをしていたりすると、たくさんの機器で同時にインターネット接続することになるため、インターネットの速度が極端に遅くなったり、止まってしまったりします。
そのため、新しくインターネット環境を導入する際には同時接続が可能な台数が多いサービスを選びましょう。
電波強度や速度
上記のように同時接続するとインターネットの速度が遅くなってしまうため、インターネットの電波強度や速度にも注意しましょう。モバイルルーターであればWi-Fi接続で多くのデバイスとインターネットを繋ぐことができて便利な反面、離れた位置にあるデバイスには電波が届きにくく、どうしても速度が落ちてしまいます。
一方で、光回線を利用すればケーブルを直接宅内に引き込むことができるため、テレビも直接ケーブルをつなぐことができ、Wi-Fi接続よりも安定してインターネットを利用することができます。Wi-Fiルーターを利用すれば無線接続も可能になるので、IoT家電を導入する際は光回線がおすすめです。
光回線のサービスである@nifty光の場合、Wi-Fiルーターを最大25カ月間無料でレンタルできたり、キャッシュバックキャンペーンなどの特典もあるため、初期費用を抑えることができるのでおすすめです。
スマートホームで快適な暮らしを実現しよう
スマートホームは家具や家電をインターネットに繋ぎ、スマホやスマートスピーカーなどで操作できるようにすることで、より便利で快適な暮らしを実現したお家です。
ただおしゃれというだけでなく、子育てや家事、仕事で忙しいご家庭にゆとりを与えてくれる素晴らしいスマート家電がたくさんあり、今後も新しい製品がどんどん出てきます。この機会にスマートホームを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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