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浴衣の着こなし、選び方、洗い方、たたみ方。今年はしっかりマスターする

更新日:2021年3月22日

浴衣の着こなし、選び方、洗い方、たたみ方。今年はしっかりマスターする

夏です。浴衣の季節です。今年は浴衣をマスターして、涼しげな、はんなり美人をめざしましょう。

夏ならではのおしゃれの一つ、浴衣。着るとなんだか特別な感じがして、気持ちも華やぐし、仕草がいつもより女らしくなったりしますよね。
でも、着るのが大変で、お手入れも手間だし…と思っている方が多いようですが、実は慣れてしまえばそんなに大変でもありません。
今年はぜひ浴衣をマスターして、花火大会など特別なときはもちろん、家で過ごすときも浴衣で涼んでみませんか?

夏らしく、お得。浴衣の季節がやってきた

浴衣のお客様だけの割引サービスもあったりします
浴衣のお客様だけの割引サービスもあったりします

浴衣はその字からわかるように、お風呂に入るときに着る湯浴み着、湯帷子という麻の着物が発祥です。家着として定着したのは江戸時代頃、それも夕方以降に着るものでした。

外出着ではないので、現在でも、日中のきちんとした席で着ることはおすすめしませんが、お祭りや花火などの気分を盛り上げる、欠かせないおしゃれ着でもありますね。

そもそも家着だったのだと思えば、あまり構えずに着てみようと思えませんか?綿素材の下着を着ければ汗も吸ってくれて思っているより涼しく着られる浴衣。そして何より、日本女性の美しさを、際立たせてもくれます。

最近では、浴衣を着て行くと特典が受けられるイベントや施設がたくさんあります。

夏らしく、そしてお得。利用しない手はないですね!

浴衣ってどうやって選ぶの? どのサイズを買えばいい?

柄も色々あるけれど、自分にあったサイズのものを見つけたい
柄も色々あるけれど、自分にあったサイズのものを見つけたい

初めて浴衣を買う人はサイズに迷ってしまいますよね。

もちろん、自分に合わせて仕立てることもできますが、仕立て上がっているものを買うことが多いかと思います。
フリーサイズってどこまで?そもそも、用語がわかりにくい。

まずは自分にあった浴衣を選ぶために、浴衣用語の理解とサイズについて。

自分にあったサイズの浴衣を選ぶためにチェックしたい、用語

買う時にチェックするのは、身丈と裄丈
買う時にチェックするのは、身丈と裄丈
浴衣の用語は、いろいろありますが、自分にあった浴衣を選ぶためにチェックしたいものは

・身丈
襟から裾までの長さ。最近では、対応身長で表記しているものも多いです。セシールでは、フリーサイズとしているものはおおむね153~165cm。浴衣は洋服と違い、ウエストに作る「おはしょり」で長さを調節できるため対応身長の幅が広くなっています。

・裄丈
背中心(背中の中心の縫い合わせている線)から袖口までの長さ。着たときの袖の長さが変わります。セシールのフリーサイズの場合は、おおむね67~68cmになっています。

浴衣は前で合わせて着るため、幅はあまり気にしなくてもよいですが、グラマーさんや、ふっくらさんは、はだけやすくなるため、大きいサイズの浴衣を選ぶほうがいいかもしれません。

浴衣の着付けのために知っておきたい、用語は?

着る時、直す時に身八つ口が出番です
着る時、直す時に身八つ口が出番です
浴衣を着るとき、着付けをするときに知っておきたい用語は、

・衣紋
浴衣の襟にあたるところ。後ろにひいて、襟元を広く見せるのを「衣紋を抜く」といいます。おおむね目安はこぶし一つ分。ここが広いと、セクシー度があがります。でも、抜きすぎはだらしなく見えるので、自分のちょうどよい加減を見つけましょう。

・上前、下前。
浴衣の前身ごろ、浴衣を羽織ったときに、左側が上前、右側が下前になります。浴衣の前は、上前が外側になるように合わせます。間違ってしまうと左前といって死装束になってしまうので、気をつけて。

・身八つ口
両脇の袖下で、前身ごろと後ろ見ごろが縫い合わされてないところ。着付けの際、おはしょりを作るときに、使います。着崩れを直すときにも。

浴衣の着こなし。浴衣以外に何が必要?

必要なものがセットになっていて便利
必要なものがセットになっていて便利
浴衣だけでは着られませんし、でかけられません。浴衣の装いをするにはどんな小物が必要でしょうか。
・浴衣帯
・腰紐
・帯板
・肌着
・下駄
・巾着など、和装に合うバッグ

着る前にまず、これらを準備しておきましょう。浴衣と帯、下駄がセットになって売られていることも多いので、初めて浴衣を買う人はこれを利用すると色合わせなどに悩まなくていいので便利です。

このほか、着付けに便利なコーリンベルトや前板がセットになった小物セットもおすすめ。

浴衣帯の結び方。自分でできるかわいい帯結び

浴衣の帯は、結んだ形に成形されているものも数多くありますが、人とは違う仕上がりにしたいこともありますよね。見た目はかわいいのに初めてでもできる帯の結び方。あなたが今年結んでみたいのはどれですか?

羽の大きさを変えて、自分らしく 文庫結び

いちばんオーソドックスなスタイル。武家の女性が結んでいた帯結びです。年齢を重ねた方は文庫はちょっと、という声もありますが、気になるようなら、少し小ぶりめに結んでみてもよいかも。

若い子だけの帯結びではありません
若い子だけの帯結びではありません

たれの動きが、かわいらしさアップ。片蝶結び

たれ先が動きにあわせて揺れて、かわいい。リバーシブル帯なら、たれ先を裏に反して、別の色を出しても素敵です。

たれ先が揺れると、動きがあってかわいい
たれ先が揺れると、動きがあってかわいい

かわいらしくも、粋にも。きになる体型も隠してくれる しだれ桜

若い方なら左右の羽を大きめに出してかわいらしく、大人の女性なら、小さめに結んで粋な仕上がりに。ゆれるたれ先がヒップラインをカバーしてくれるので、おしゃれなうえに、優秀な結び方です。

ヒップラインを隠してくれるすぐれ帯結び
ヒップラインを隠してくれるすぐれ帯結び

コーディネートに差をつける。浴衣の小物、こんなアイテムはいかが?

せっかくの浴衣姿ですもの、持ち物も浴衣に合わせて、和のテイストで。ちょっとした小物使いで、印象がぐんと変わって見えます。

竹かごと巾着の組み合わせが、夏らしい。浴衣のバッグ

和装のバッグといえば、巾着が定番ですが、かご巾着なら、夏らしく、かごと巾着両方の良さが楽しめます

かごがついているから型崩れもしないので、普通の巾着より扱いやすい
かごがついているから型崩れもしないので、普通の巾着より扱いやすい

小粋にすずしく、日傘や扇子

浴衣がいくら、風通しがよく涼しいといっても、強い日差しや高い気温はどうしようもありません。外出の時は日傘や扇子など、自分で温度調整できるアイテムを持っていきましょう。

足にやさしい下駄、あります

普段履きなれない下駄で歩き回るのは、結構大変です。足底部分が固くて痛くなったり、鼻緒で指がすれてしまったり

そんなお悩みを少しでも軽くするために…。
ソフトな鼻緒やクッション性のあるインソールがついていたり、普通の幅ではきついとお悩みの方用の幅広のものなど、足に優しい下駄もあります。

かわいらしく、そして足にもやさしい下駄
かわいらしく、そして足にもやさしい下駄

浴衣のお出かけで気をつけたいこと

浴衣でのお出かけは、普段のお出かけとどう違うの? 気をつけたほうがよいことは?

いつもと同じじゃだめ? 浴衣姿での座り方

花火大会などは河原や地面に座って見ることも多いもの。
必ずレジャーシートなどを持参して、浴衣を汚さないように気をつけて!特に白地は注意です。
座り方も、体育座りをしてしまうと着崩れしやすい。裾がはだけないために、また浴衣をしわにさせないためにも、横座りがベターです。

いすなどに腰かけるときは、よりかかると帯がつぶれてしまいます。座面には浅く腰かけ、背筋を伸ばして座りましょう。

背筋を伸ばして、浅く座る
背筋を伸ばして、浅く座る

いつもより、ちょっとかわいらしく歩く?

和装の歩き方というと、なんとなく最初に思い浮かぶのですが、極端に内股で小幅に歩く必要はありません。背筋をまっすぐ、歩くことのほうが重要です。

荷物はできるだけ、左手に持って、右手は上前のあわせあたりで控えさせておくと、ちょっとした動きの際に、裾を押さえたり、つまんで裾を上げたりなどの動きも楽で、着物が汚れたり、余計なしわがついてしまうのを防いだりできます。

背筋を伸ばして歩くことがきれいに見えるコツ
背筋を伸ばして歩くことがきれいに見えるコツ

トイレってどうすればいいの?

裾を帯に留める用に洗濯バサミを持っていくと便利です。
無い場合は左右の褄先を持ち上げて帯の上に挟み込みます。肌着である襦袢なども同様に。できれば洋式の方が使いやすいですが、仮設のトイレなどはほぼ和式。足元に注意して裾をよごさないように気をつけましょう。

これを知らないと、困ります
これを知らないと、困ります

自宅でできる、浴衣の洗い方

浴衣を着ての楽しいイベントが終わったら、次に着るときにもきれいな状態で着付けられるよう、ちゃんとお手入れしましょう。着物と違い、浴衣は自分で洗うことも可能です。

帰ったら、まず風通し

体の汗、飲食店のにおい、タバコのにおいなど、浴衣についてしまったにおいを落とすために風を通します。普通のハンガーでは袖の長さが足りないので、衣紋掛け、和装ハンガーなどにかけて、夜、風通しのよいところに干すとにおいが消えます。

まず、湿気や熱をとばしましょう
まず、湿気や熱をとばしましょう

それでも気になるとき、シーズン終わりには洗いましょう

風通しだけでは落ちきれないにおいがあるときや、泥はね、食べもののシミなどをつけてしまっているときは手洗いする方がよいですね。着物と違って浴衣は自分で洗えます

・タグを確認し、手洗いできるかどうか見る。表示がない場合は自分で洗わず、クリーニングに出しましょう。
※浴衣のタグに洗濯機マークがついてたら、ドライモードで洗うことも可能です。

1.襟の部分が型崩れしないよう、しつけ糸で軽くぬいつけます。もし衿芯がある場合は取り除いておきます。
2.汚れが目立つ場所は予洗いする。きれいな歯ブラシなどに泡立てた洗剤をつけて、軽くこすり洗っておきます。
3.洗面ボウルに水をいれ、ドライマーク用の洗剤を入れます。洗剤の容器に、手洗いの場合の濃度が記されているので、それを目安にします。
4.浴衣をたたみ、ボウルの中へ入れて軽く押し洗いします。このとき、流す前にノリをつけると洗い上がりがパリッとします。
5.洗剤が落ちるまで水洗い。たたんだまま、押し洗いをくりかえします。
6.洗濯ネットに入れて、洗濯機のドライマークモードで短時間脱水。
7.脱水できたらすぐに取り出し、平らな台の上でたたみ、しわをのばします。
8.衣紋掛けや和装ハンガーにかけ、しわを伸ばすようにして陰干しします。

浴衣のたたみ方をマスターしよう

きちんとお手入れして、次の出番まできれいに保存しましょう
きちんとお手入れして、次の出番まできれいに保存しましょう

きちんとお手入れして、次の出番までていねいに保存しましょう。

1. 図のような形で広げて置きます。脇縫いに合わせ、下前を折り返します。
2. 折り返した下前の上に、上前のおくみを重ねます。そして、左の脇縫いの部分を両手で持って右の脇縫いに合わせます。左は袖付けのところで向こう側へ折り返しておきます。
3.右袖は、身頃の下側に折ります。
4.身丈を二つ折りします。

この形で、和装用のタンス、あるいは和装用の衣装ケースに入れて保存しましょう。

今年は浴衣をどんどん着て、浴衣着こなし美人になろう

一度覚えてしまえば着方もたたみ方も難しくないのが浴衣。今年は何度も着て、着こなしが美しい!とほめられる浴衣美人を目指しましょう。

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